J1第13節 清水×横浜M(アイスタ)

barcaw2017-05-27
 4年ぶりの清水行。これまでは基本静岡駅とスタジアムの往復で、観光と言えば一度駿府城に行ったくらいだったので、今回は事前に調べ、14時からの試合前に色々日程を詰め込んだ。日本平久能山東照宮から清水港で昼食を摂り、スタジアムに向かうコース。
 日本平へは静岡駅からバスが出ているものの、1時間に1本、かつ新幹線の本数もそれほどないので当日は7時台の新幹線に乗るつもりが、起きたら8時という始末。結局9時台の新幹線になってしまった。東京から来た列車の自由席は既にほぼ満席だったが、列の先頭に並んでいたのでどうにか座れた。遅れた分をカバーすべく、静岡駅到着後、在来線で隣の東静岡駅まで行き、そこからタクシーに乗車した。行く途中運転手のオヤジさんと会話していたのだが、日本平からの景色を見たいというと、ビュースポットまで連れて行ってくれた。日本平のロープウェイ駅から旧道を少し下った場所にあり、茶畑越しに駿河湾伊豆半島、富士山、そして箱根の山々まで一望出来る。

タクシー利用で費用はかさんだが、思わぬ収穫だった。
その後はロープウェイに乗って久能山東照宮へ。日本平といいここといい、実はスタジアムとは直線距離でそう離れていないのだが、山道なのとバスの本数の少なさもあってなかなか来れなかった。今日は晴天に恵まれて何よりだ。東照宮では中国語を話す観光客が結構いたが、東京、大阪など大都市だけでなく、地方にもインバウンド客が増えていると言うことか。

 日本平に戻った後はタクシーを呼んで清水港に向かい、河岸の市という港の傍にあるレストランが併設された施設にて昼食を。

昼時だけに人が多く、並ぶのを覚悟したが、店の数が多いのですんなり入れた。マリノスユニを着た人も多く、皆やはり考えることは同じらしい。店探しをしていたら後ろから声を掛けられ誰かと思ったら観戦仲間の友人達だったりもした。ここでは好みでネタを選べる5種盛りの海鮮丼を食べたが、桜エビや珍しいアブラボウズなる深海魚など普段なかなか食べるチャンスの無いネタを中心に選んだ。
 その後はようやくスタジアムへ。河岸の市から歩いて10分弱の区役所の駐車場前にシャトルバスが止まるとのことで、丁度自分が着く直前に発車してしまい結構待たされるかなと思いきや5分ほどで次のバスが来た。静鉄のバスだったがSUICA、PASMOなどICカードが使えるので便利。20分程でスタジアムに到着。

■観戦記
 清水はここまでホーム未勝利、またここ最近は失点が多い(10試合連続失点中)だけに今日も先制さえすればマリノスは行けると思っていた。序盤からここ最近の甲府戦、仙台戦よりかはアグレッシブに前に進もうという意識は感じられ、前半15分に左からのクロスが流れて、エリア内右サイドにいた松原が一度切り返して左足でミドル、これが決まってマリノスが先制。松原はこれがプロでの公式戦初ゴールだったらしい。
 その後は清水が押し返す形になり、両サイドから何度かマリノスゴール前に迫ってきた。特に印象に残っているのが左SBの松原后でボール扱いも上手いのでドリブルから何度もクロスを供給していた。アトランタ五輪代表だった松原良香の甥で、対面のマリノスの松原と何度かやりあっていたので次第にボールを持つだけでアウェイゴール裏からブーイングが飛ぶようになったが、良い選手だと思う。運動量も多くて最後まで足が止まらず、マリノスの前田を守備に走らせて消耗させ途中交代に追い込んだりもした。この選手も96年度生まれか。丁度リオ五輪の最年少世代なので年代別代表のチャンスがないだけにあまり目立たないが、鳥栖の鎌田や鹿島の鈴木など、この世代は若くして試合に出ている有望株が多い。(年代別代表のチャンスがないと書いたが、厳密には18年のU2アジアカップ出場の資格を持つが、おそらく東京五輪世代の強化目的に97年生まれ以降の世代で臨みそうなので。)
 先制してからのマリノスはまたここ最近の内容に戻りつつあった。特にボランチの喜田、扇原のパス精度だな。もちろん本人の責任ではあるのだが、試合中喜田が何度も前の選手に下がってパスを受けに来るよう激しくジェスチャーしていたように、チームとしての問題という側面もある。ボランチでのボールロストの多さは、中位、下位チーム相手にならまだどうにかカバー出来ても、上位チーム相手には失点に結び付く確率が上がり、致命的になる。後半もこの流れは変わらず、早々に白崎に同点ゴールを決められた。
 だがその直後にマルティノスが左から素晴らしいクロスを上げて、中央のウーゴが合わせて2−1。とにかくマルティノスのクロスが素晴らしかった。この選手は長い足を生かしてゴリゴリ前に進んだり切り込んでシュートするのは得意でもこういうクロス精度はいまいちな印象だったのだが、こんな武器もあったとは。その後は清水の攻勢に対してマリノスは栗原を入れて3(5)バックで鄭大世、デュークらの高さに対抗し、終了間際にカウンターからウーゴが持ち込んで3点目を取って勝負を決めた。ウーゴはこれで2戦連続の2ゴール。

 帰りは敢えて清水駅行きのバスに乗った方が静岡駅まで早かったりするかなと思いきや大渋滞でスタジアムから50分も掛かった。清水からJRで静岡に向かったのだが、目の前に座っていたサッカー部の練習帰りと思しき高校生2人組が清水東東海大翔洋で、大声で会話する内容にも他の強豪高が出てきてまさに静岡だなと(笑)高校は違うチームでも小学校、中学校でチームメイトだったりもするだろうし、この辺でサッカーしてればお互い顔見知りの関係なんだろうな。
 17時台の新幹線に乗るつもりが18時台になってしまったのだが、丁度選手と同じ列車だったようで待合室で友人と合流して軽く祝杯を上げていたら、選手が何人もやってきたのはラッキーだった。

 帰りの新幹線車内より。清水はどこにいてもふと周りを見渡すと大きな富士山が視界に入ってくる街だった。アウェイ清水戦はこれで4度目だが、初めて清水の街を満喫した気分。