今日は久々に朝走ったらあまりに良い天気だったんでどこかに出掛けたくなった。近場で行ったことの無い場所に行ってみようと地図を眺めつつ、J2/J3が近くでやってないかも調べてしまうのだが(苦笑)、色々検討した結果、護国寺経由の西が丘行に決めた。
まずは護国寺に向かったのだが、地下鉄の出口が門の脇という立地だった。
案内板でこの寺の縁起を知ったのだが、五代将軍徳川家綱の母桂昌院による建立だという。
こうした東京の寺社の境内の緑を見るにつけ、江戸時代は周辺地域もこのように長閑だったのだろうなと思わされる。今のようにビルで埋め尽くされた東京ではない姿がどんなものだったか想像を手助けしてくれる。
奥には墓地があり、鳥居を構えた立派な墓も幾つかあった。その一つの墓碑に“従一位”の文字が見えて、大物のようだが誰だろうと目を凝らしていたら、近くにいた中年男性が大隈重信の墓だと教えてくれた。他にも山県有朋、三条実美ら明治の元勲の墓がここにあるらしい。
護国寺からは西が丘に向かうのだが、電車だと乗換えが多く面倒だなと思っていると、googleがバスで三田線千石駅に向かうルートを教えてくれた。西が丘は最寄りが三田線の本蓮沼駅なので乗換えは一度で済む。最近のgoogle先生はこうしたバスルートも教えてくれるので助かるな(笑)昼時だったのでどこかで昼食を摂りたかったが、護国寺、千石では適当な店が見付からず、結局本蓮沼で摂ることになった。こうして試合開始頃に現地着。
■観戦記
FC東京U23は去年観たが、ガンバのU23は初めて。スタジアムに着いてまず思ったのはガンバサポの多さだった。アウェイゴール裏がホームゴール裏よりも多かったほど。メンバーはオーバエイジの呉屋以外は20歳前後の選手達で、2種登録(高校3年世代)も2名スタメン入り。一方のFC東京もオーバーエイジ、2種登録メンバーが混在するスタメンだったが、久保がスタメンなのには驚いた。U20W杯から帰ってきたばかりだし、ベンチ入りするかどうかかなと思っていたので。この起用を見るに、もう完全にU23チームではレギュラー格ということなんだろうな。U20W杯メンバーではGK波多野もスタメン。
久保君のプレーを生で観るのは勿論初めてだったのだが、パスのタイミングやフェイントの掛け方などプレー全般で日本で育った選手には無いセンスやリズムがあったが、さすがにフィジカル差は如何ともし難く相手ゴール近くではなかなか効果的なプレーが出来なかった。まぁそれは個人の責任だけでは無くてチームとして組織が構築しきれて無いという面もあるが。
試合展開はひたすらミスの応酬という感じで、お互い相手のパスをカットして攻め込もうにも次のパスが繋がらずにまた逆襲を食らうというシーンが開始からずっと続いた。相手のプレスをかわすような横や後ろのパスはスムーズなのだが、縦(前)へのパスになると途端に精度が落ちてしまう。チームとしての成長と、より多くの選手にチャンスを与えるというミッションを折衷させるとこうなってしまうのだろうか。両チームとも決定機は1度づつといった具合で、それを決めたFC東京が1−0で勝利。ラスト15分くらいはどちらもカウンター時で前に走り出す人数が前半より多くなって幾らか面白くなった。