J1第14節 横浜M×川崎(日産)


 今月は日曜開催が続く。6/4、18、25とマリノスのリーグ戦は全て日曜。ただ今日は17時開始だったので後半途中まで明るさが残っており、いつもの日曜夜開催のように翌日が気になって、というような感覚はあまりなかった。いつの間にこれほど日が長くなったのかと驚いたが、あと20日もすれば夏至だし当たり前か。

 試合はここ4〜5年のこのカードと同じく、フロンターレが攻めてマリノスがそれを凌ぎつつカウンターでチャンスを伺うという展開。まず守備から入るのは川崎相手に限らずいつものことだが、前の選手も自陣に引いてスペースを消し、川崎にパスを通させない様を見るに、今日はチーム全体で意識して守っていたように思う。川崎は中村、家長とタメを作れる司令塔が2人もいて、マリノスにスペースを消されながらもボールをキープして穴を伺う攻めはさすがだったが、全体的に少しリズムがスローで決定機までには至らず。逆にマリノスも徐々にカウンターで相手ゴール近くに到達する機会が出始めつつ、前半は0−0。
 後半も似たような展開だったが、開始10分頃、右サイドから天野が逆サイドのマルティノスにロングパス、これをダイレクトで中に折り返した先にウーゴが飛び込んでマリノスが先制した。マルティノスは清水戦でもそうだったが、右サイドだと球離れが遅くて攻撃のリズムを乱す一方で、左サイドだとプレーがシンプルになってそれが良い結果を生む。このカードはいつも先制した方が勝つのでこれでマリノスはかなり有利になった。その後も川崎の攻勢は変わらなかったが、阿部のゴールかと思われたシーンはオフサイドで、そのすぐ後にウーゴと交代で入った富樫がカウンターからループシュートを消めて2−0。ほぼ試合を決定付けた。富樫は1トップとしてはポストプレーなど課題は多いのだが、シュートセンス(フリーでシュートを撃つ体勢にまで持ち込む動きの質、そして状況に応じてシュートを使い分ける判断力)は天性のものがあるな。1トップより2トップの一角の方がより活きるように思うが、今後もウーゴとの併用で少ない時間で結果を出すしか無い。

 このまま2−0で試合は終わった。帰りはいつかの代表戦時のように北新横浜から市営地下鉄で北上するルートで帰宅。