J1第2節 横浜M×仙台(日産)


 ホーム開幕戦。去年の12/1以来3ヶ月ぶりの日産スタジアムということでこのシーズンオフの改修工事、具体的には座席の更新がどこまで進んだかまずは確認したのだが、更新されたのは1階の両ゴール裏とバクスタ2階の両端で、メインの2階や普段自分が座っている2階ゴール裏は従来と変わらず。

てっきりこのシーズンオフに残りの座席を全て更新するものと思っていたので拍子抜け。これからJの試合が続いて9月のラグビーW杯までにまとまった改修期間は取れないだろうし、これで終了なのだろうか。あるいはラグビーW杯はこれで臨むが12月以降改めて更新するとか?

 今日のスタメンは前節と変わらず。開幕戦で新加入選手を並べたのを見た時、特に右SBが松原では無くJ1デビュー戦となる広瀬だったので、これは監督からのある種のメッセージなのかと思った。誰が出てもクオリティは変わらないという今季の選手層の厚さをアピールする意図かなと。だが2試合終えた今思うに単純にこのメンバーこそが現時点のベストなのかという気がしている。左SBは負傷中のティーラトンが復帰すればまた変わってくると思うが、右の広瀬は去年徳島で似たような動きを既に経験していたようだが、ユース時代FWだったり別のポジションの経験がある故か、ずっとSB一筋だった松原より、中に絞る動きに対する適正で上回っている感が。俗にアラバロールと言われるが、そのダビド・アラバ自体がバイエルンでは左SBだがオーストリア代表ではボランチで、元々どこでもこなせるユーティリティさが売りの選手(同じバイエルンでドイツ代表の右SBジョシュア・キミッヒも同様)。SBしか経験の無い選手よりも複数ポジションこなせる選手の方が飲み込みが早いというのはあるだろう。
 試合は序盤からマリノスが押し込むほぼ一方的な展開。たださすが仙台も去年の結果(リーグ戦2試合でマリノスに大敗)や開幕戦を見て対策はしていたのか、前節ほど決定機は作れず。それでも仲川やマルコスの仕掛けで相手ゴールに近付き、エリア内でPKを獲って決めた辺りは開幕戦とはまた違った強さを感じた。前半の終盤には仲川の右からの折り返しをエジガルが押し込んで2点目。
 後半もマリノスが押し続ける展開だったが、後半半ば過ぎから少しずつ仙台がマリノスゴールに近付くシーンが出来始めた。そんな中終盤にエリア内で大津が石原に足を掛けてPKとなり、これを石原が決めて2-1。その後は危なげなくボールを回してそのまま試合終了。
 今日も内容的には相手をほぼ圧倒した試合で、開幕前に書いたように今季はいいとこ行くだろうという思いが益々強くなってはいるが、それでもこの2試合は1点差で、また最終ラインと前線をスムーズに繋ぐ三好、右の仲川の負担を減らすマルコス、後は高い最終ラインの裏をスピードでカバー出来るチアゴの代わりはいないこともまた分かる試合だった。次節は川崎相手だが、三好は契約上出場出来ない。その中でどういう試合になるか楽しみではあるな。

 毎年開幕当初は寒暖差がまだ激しく、夜や雨の日には冬に逆戻りかと思わせる寒さになったりするのだが、逆に日中陽が出ると春を感じさせる。今日は日射しが強く試合中はコートが要らないほどだった。試合後は北新横浜のサイゼで軽く祝勝会をして帰宅。