親善試合 横浜M×FCバルセロナ(日産)


 去年の鹿島戦に続き、今年も来日したバルサ戦を見に行った。去年も感じたのだが、アウェー側の盛り上がりが、その他の有名クラブの来日試合とは違う。ヨーロッパの有名クラブが来日すると、スタジアムは大概が「お客さん」で占められ、とてものどかな雰囲気なのだが、バルサの場合、アウェー側ゴール裏がなかなか盛り上がる。「バルサ!」コールとか、選手名コールとか、結構大きな声出てたし。何より写真のようなマスゲームをやってしまう辺りその他のクラブとは違う。バルサのソシオ(会員)は日本でも募集してるらしいから、その人たちが中心になってやっているのだろうか。とにかく意外な光景だった。

 しかしまさか3−3とは・・・確かにバルサは動きが重かったし、控えも聞いた事の無い選手(おそらくユース上がりの若手だろう)だったが、マリノスの方も良かった。過密日程中のロングボール中心の省エネサッカーから、Jの浦和戦あたりから繋ぐサッカーに戻ってきている。これで久保、山瀬、中澤が帰ってくれば・・・鹿島に勝てるはず。7月のホーム鹿島戦行きたい・・・が、水曜なんだよな・・・。

 この試合のMVPは2ゴールのモッタだったが、個人的にはジュリにあげたい。ロナウジーニョの存在が大きすぎて陰に隠れがちだけど、ジュリ、デコ等の脇役が役割を果たしたから今季優勝できたのだろう。今日も左右両サイドで彼らはキレキレだった。来年は世界クラブ選手権で、もっと本気になった彼らを見てみたい、そう思った蒸し暑い日曜の夕方だった。