朝９時１５分、起床。前日酒量を控えたお陰でなんとか起きられた。空は雲一つ無い快晴。久し振りの土曜の好天気に、今日の試合への期待は高まる。こういう時って何故だか起きて１５分で家を出れたりする。楽しい時はそういうものかもしれない。１１時半、入場。当日券販売との事で空席が多い決勝かと思っていたが、試合開始時刻になると、聖火台付近も埋まり、立見が出るほどだった。試合開始が迫ってくると暑過ぎるほどの陽気。それなりに寒さ対策をしてきたのが、全く意味ナシヲちゃん。
＜選手入場時＞
スタメン発表は、昨年と同じく両チームのスタジアムＤＪが担当。千葉のＤＪは選手の名をコールする前に一言キャッチフレーズ的なコメントを付けるスタイル。最後に監督を名をコールした時のコメントは・・・
「あなたに出会えて本当に良かった。」
何故かこれは胸に響いた。
試合はガンバが優勢で、チャンスの数も多かった。だが、ジェフも体を張って守り、試合終盤へ。この辺りから特にガンバの選手の足が攣り始める。そして宮本投入→シジクレイを中盤に上げる交代策。これでシジクレイの役割が曖昧になって、それまでの圧倒的な空中戦での存在感が消えてしまった気がする。時を同じくしてジェフのチャンスも増えてきたし。こうなるとガンバは奇跡のオサレパスで自滅というパターンだが、なんとか踏み止まった。ここで印象深いのがガンバの遠藤。チームメイトが足を攣って倒れていく中で、最後まで落ち着いてボールを回していた。さすが代表だと実感。ガンバが自滅しなかったのは、この男の存在も大きかったのではないだろうか。
延長突入前、バイト時代の友人も見に来ているので電話していたら、ある事を思い出してしまった。この２人が同じ試合を観に行くと点が入らないと言うジンクスを（苦笑）嫌な予感は的中し、結局両チームとも延長でもゴールは生まれずＰＫ戦となった。
ＰＫってその試合で活躍した選手が外したりするんだよな・・・・ガンバ一人目遠藤のキックはは立石に弾かれた。ジェフは確実に決め続け、最後の巻も決めてついに初タイトル。
表彰式後、オシムのインタビューが行われた。大半がジョークで場内を笑わせていたが、聞いているうちに、熱いものが込み上げてきた。Ｗ杯でベスト８に勝ち進んだ程の名将が、日本でも大きいとは言えないクラブに３年もいる。しかも毎年選手を引き抜かれているにも拘らず、好成績を残しながら。それが今日の結果となって返って来たのかもしれない。そう考えていたら、↑のスタジアムＤＪのコメントが思い出され、軽く感動してしまいました。サッカーが人生だなんて軽々しく言えないけど、この人の場合はまさにそんな人生を送ってきたのだろう。この名将にさらなる勝利を。
と感動に浸りながら家に帰り、再び車で所属団体の女子フットサルチームの練習にお邪魔するという大変ハードな１日ではあったが、いい休日だった。
