東京土産Ⅱ

barcaw2005-11-22

 今日は、会社にて2年目の先輩との座談会的な交流。こうした会社側主導で開催される先輩との交流はこれまでに何度も行われているのだが、果たして期待される程の効果があるのか、疑問に感じつつある。

 確かにSE、営業各々の先輩の話しには貴重なものもあったし、なるほどと思わせる話も無くは無かった。だが、どうしても胸に去来する思いを拭い去る事は出来なかった。それは、瞳を輝かせ、「仕事は時につらい事もあるけど、希望を胸に日々頑張っています」なんて言い出しそうな画一的イメージ。いかにも就活用パンフに登場しそうな(苦笑)キャラクターとも言える。就活中に出会った各企業の若手社員と同じ様な雰囲気だった。結局、上(=人事部)のイメージに合致した人しか選ばれてないのだろう。ま、俺の本配属予定先が結構特殊な部署なので(社内の人間に説明してもなかなか分かって貰えない。)、なんだか別会社の話を聞いているような感覚だったせいもあるかもしれない。

 こんなステレオタイプの会合よりも、実習中お世話になった部署の先輩方と飲み屋で語った経験の方が数倍価値あるものだったと思う。特に部署の2年目の先輩からは年が近い事もあって色々話を聞かせて貰った。事情により夏に退職され、その後仕事の一部が俺に投げられて大変な目に遭った事も今となっては笑って語れる。また、SEとしてなら、某大手ベンダーで働く友人の話のほうが、よほどリアリティーがあるし。それもかなり凄まじい現実が(苦笑)さらに付け加えるならば、最近講義のサポートを行っている現場SEの先輩―――かなり暇そうなのでその存在意義に疑問を感じる事もあるが―――も、リアルな姿を見せるという点で、型にはまった“若手社員”よりもよほど勉強になった。

 そんな思いを抱きつつ、今日のタイトルが↑なのは、また買ってしまったからです。本日は『浅草ぽてと』。製造元の舟和は芋ようかんで有名らしい。確かに、今思えばようかんの方が売り場面積は大きかったが、スイートポテトが目に入ってしまった。一緒に帰った同期2人が買ったのは、『ごまたまご』と『人形焼』。スーツ姿の男3人が土産袋をぶら下げた光景は、東京出張帰りでこれから新幹線に乗るビジネスマンそのものだったな。ま、似たようなものだと言われれば返す言葉はないが(苦笑)

 食べてみると、適度な甘さで味はなかなかだったが、以前親父が買ってきたスイートポテトの方が美味かったので、バウムクーヘンほどの衝撃は無かった。だが、その甘さで、座談会での苦々しさが中和された感も。

 今度は芋ようかんを試してみようか。