メンバー発表について色々

 14時頃、ネットで知ろうとしたが、中々更新されず、じれったくなって所属団体の掲示板を見たら巻のメンバー入りを知った。
 久保落選よりも、松井の方が個人的にはショック。例えば他のMFは基本的にパッサーなので途中で入れても劇的な変化は望めないが、松井ならドリブルでガンガン突き進むプレーをしていい刺激になると思うのだが。まぁ代わりにに選ばれた(?)遠藤は前にも書いたが日本で一番ボランチらしい選手だと思っているし、頑張って欲しい。
 今やっとTVで発表会見のVTRを見たが、巻が初々しく、とても良い顔をしていたのと、大黒にオーラ、風格を感じられたのが印象的だ。ちょうど1年前は大黒が今の巻の立場にいた訳だが、1年でこうも変化するのかと驚いた。大黒と巻、この2トップは余程の緊急事態でもない限り実現し無さそうだが、是非見たいし、必ず何か結果を残してくれるはずだと信じている。
 で、予想通り選ばれたT田について。選ばれたからには活躍してくれと言うしかないが、果たして選ばれた事が彼のサッカー人生において良い事なのかどうかとすら思っている。ジーコじゃなかったら絶対に選ばれなかった筈だし、あのアジアカップ決勝後のインタビューを見てその性格にも?が残っている。何度も言うけど、98年に城がどんな扱いを受け、そしてその後どんなサッカー人生を送る事になったか?実力以上の期待を掛けられた時は、その反動が恐ろしい。今はW杯で確変するのを願うしかないが・・・
 何にせよ、これでもうメンバーは決まった訳だ。人事を尽くし、天命を待つのみ。

 15日は発表の期限なので、週末から今日にかけて日本を含む多くの国の発表が集中した。どんな選考でも“○○を入れるべき”とか“△△のメンバー入りは謎”とか不満は出るものなんだろうが、スペインのメンバーを見た時には全くそんな感情は湧かなかった。強いて言えばモリエンテス落選がサプライズだろうが、リバプールでもそこまで活躍していた訳ではなかったし、それよりビジャの能力と勢いを買ったんだと思う。それにしてもサッカー巧そうな面子が揃ってるな。足技だけならブラジルの次には来るんじゃないだろうか?若手からベテランまでバランスが良いし、何よりGKの層が厚い。あのレアルのザルDF陣を前に奮闘のカシーリャスリバプールで大活躍のレイナ、そしてベテラン、カニサレス。少し前までスペインのGKってパッとしないイメージで、イタリアに比べたら大分見劣りしていたのに、今回は層の厚さは確実にイタリアを越えてる。23人全員全く隙が無い選考だ。今回は最低ベスト8には行くと予想してみる。そこから先は、ビジャ辺りがラッキーボーイ的存在になれば、もしかしたらといった所かね。

 その他の国は、イングランドウォルコットinには驚いた。まだプレミアで1試合もプレーしてないってのに、デフォーとか差し置いてメンバー入りとは。思うに、02年、04年といつもイングランドは“そこそこ”な成績で終わっていたから、エリクソンは最後の賭けに出たんだと思う。レギュラーの安定力+若さの爆発力や勢いでベスト4以上を目指す深謀か。最後に楽しみなのが、アルゼンチン。あまりにも多くのメンバーを試していたから、最終的にはどの23人が選ばれるのか楽しみだったりする。何となく、サビオラは厳しい気がするが。