まだ火曜

■人は大抵の場合、弱味、弱点を周りに見せないもので、そうであればこそ、人に自分の弱さを見せるのは余程の事なんだろうと思ふ。友人のそうした姿を見た時は、最初正直驚いたんだが、まぁ彼の場合に限らず、誰もが内に何かしらの葛藤を抱えており、それに気付かされたという意味においては、むしろ俺の方こそ彼から得たものが大きかったんではないかと思い始めている。そんな彼にこの曲を贈りたい。原曲を探していたのに、このカバーばかりヒットするので聞いてみたら意外と良かった。この曲の様な明るさを。他に“For the longest time”、“Just the way you are”なんか良い。この人の曲は全体的に寂しげで明るい、という一見矛盾した印象。弱さを知った強さ、とでも言うべきか。桑田ソロの印象に近いんだよなぁ。

■少し前の話になるが、夏(秋)休み中、雨で暇過ぎたので取り合えずみなとみらいまで車を走らせ、ついでにランドマークの有隣堂に行ったら、思いがけず「ローマ人の物語」文庫版続編が出てたので即買いした。去年の11月以降全く出版されていなかったのだが、どうやら文庫版は毎年9、10、11月に3章分だけ出すつもりらしい。
 文庫本では既に28巻になるから、最終的には40巻近くになるだろうか。もう物語は、一日で言えば昼下がりの一番気温の高い時刻、つまりローマの絶頂期に差し掛かっており、後はもう緩やかに衰退していくだけだ。ローマが拡大する過程〜ポエニ戦争(vsハンニバル)、カエサルアウグストゥス(特にオクタヴィアヌス時代のvsアントニウスクレオパトラ)辺りの話〜は本当に面白くて3日も掛からず読破出来た位だが、今後はなかなか厳しい話が続くと考えると多少切ない。それでも、1年後に全編を読み終えた時は感慨深さに、思わず空を見上げてる事だろう。何で見上げるのかは分からないが、多分そうしてるはず(苦笑)

■修理に出してから全く音沙汰が無いのでいい加減イラついていたら、今日連絡が来た。見積の。マザーボード交換だってよ。修理代を聞いて、客先から事務所に戻る気力を無くしてそのまま帰った。本当はまだ火曜どころか1週間が10日あっても足りないかもしれないのに。まぁいいか。