J1第28節 横浜M×鹿島(日産)


 招待キャンペーンに当ったので珍しくSS席で見た。SSと言っても1階の真ん中とかではなく、2階の端の方だったので見易さでは自由席とそう対して変わらない。確かに周り(おそらく俺の座った一角は皆招待券ゾーンだろう)は少し大人しく、その点は自由席との違いかなとは思ったが。いつもバックスタンド側からメインがガラガラなのは見えていたが、値段が倍以上違うのに見易さは同じなら、そりゃ皆自由席買うよな。

 試合は拮抗した、言い方を変えれば特に見せ場の無い展開を予想していたが、それに反してゴール前の攻防が多く、最近観たマリノスの試合ではベストだった。マリノスの得点は2つとも意図のある攻撃の結果であり、特に2点目は鹿島のカウンターを凌いで逆カウンターから久保の折り返しを山瀬が決めるという見ていて爽快なゴールだった。これ以外も山瀬は両チームの中でも1ランク上のプレー。サウジ戦では是非使ってくれ>オシム
 前半30分までに3ゴールが決まったが、後半はややペースダウン。鹿島は後半途中まではボールを繋いで惜しいチャンスを何度か作っていたが、選手を代える度に流れが悪くなっていたように思う。
 アウェー側スタンドの人数も数年前に比べれば大分減ったし、もうかつての常勝軍団では無くなった事を実感した。おそらくリーグ戦では良くて4〜5位、カップ戦は数年に一度獲得出来る位の中堅チームに落ち着くのではないだろうか。本拠地の人口で大都市に及ばずとも、欧州で1国に1つはある、“人口10万なのに3万収容のスタジアムが毎試合埋まる”、みたいなサッカーに狂った街ならその熱がチームを後押し出来そうなものだが、最近の鹿島はホームでも結構ガラガラだからなぁ。今言った事を、鹿島に関わる人は口に出さずとも何となく気付いてしまっているのではないだろうか?だからこそナビスコは死に物狂いで取りに行くはず。

 帰りは一緒に観た友達とマックで語って解散。就職が決まった旨を聞き、嬉しさというか安心感みたいな感覚を覚えた。そんな気分の良い秋の土曜日。