06’観戦ベスト表彰

 さて今年も残すところあと一日と言う事で、最後の忘年会も終えた所だが、もうさすがに今年の観戦は無いので、2006年に観た数々の試合の中から印象に残った試合、ゴールなどを選んでみたい。



■ベストマッチ
・J1第28節 FC東京×G大阪(2006.10.22 味スタ)
※次点:高校選手権決勝 野洲×鹿実(2006.1.9 国立)
※3位:J1第8節 横浜M×G大阪(2006.4.15 日産)
 今年もJは結構観に行ったけど、あんな大逆転劇はこの試合をおいて他に無い。0−2から3−2にするまでわずか10分弱。優勝争いという点でもガンバにとって痛恨の敗戦だっただろうなー。今年の瓦斯はあまりいい所が無かったが、上位3強相手にホームで2勝1分という事で、相変わらず何かやってくれる油断ならないチームだった。
 次点は高校サッカーから。噂の野洲のサッカーは初めて観たが、“蹴って走る”サッカー主体のこの年代にあって、あくまで技術で勝負を挑む姿勢がとても新鮮で、強く印象に残っている。一方で敗れた鹿実も決して旧態依然とか古臭いとか言われる類のサッカーではなく、フィジカルと技術を備えた好チームだった。
 その他、3位は、4月のマリノス×ガンバ(日産)かな。マリノスが3−4と壮絶な撃ち合いをするという珍しさと、ついにあの勝負弱かったガンバが日産でも勝てるようになった事に驚いた。それでもあの時はまだそこまで差は感じなかったが、先日の天皇杯では残酷な位の差は明らかで、この4月の試合がある意味強豪と中位を分かつ分岐点だったのかと思う。


■ベストゴール
・J1第28節 FC東京×G大阪 FC東京の同点ゴール
※次点:高校選手権決勝 野洲の決勝ゴール
※3位:日本×フィンランド 小笠原のゴール
 ゴールもやはりこの2試合が印象深い。鈴木ノリヲの同点ゴールはその左足の爆発力、野洲の決勝点はチーム全体での流れるような展開力、とそれぞれ特徴があるが、あんな弾丸ミドルを観れるのは数年に一度だろうという事で、ベストに選出。ちょうどボールの軌道の延長線上で観ていたのだが、ノリオが撃つ瞬間、まるでネットに吸い込まれるのが運命であるかのように、ゴールまでの道筋を妨げる者は誰もいなかった。いや本当に。
 3位以下の差はあまり無いんだが、このゴールは、素晴らしい、美しいと言うより、珍しいものが観れましたという意味で。


■ベスト遠征
・J1第30節 浦和×横浜M(2006.11.11 埼スタ
※次点:親善試合 日本×フィンランド(2006.2.18 静岡エコパ)
※3位:J1第34節 千葉×横浜M(2006.12.2 フクアリ
 ここでいう‘遠征’とは神奈川、東京以外の都道府県で行われる試合と定義します。埼スタの試合は、シーズン終盤だけあって、ホームの気合の入れ具合が去年とは違った。生憎の雨模様だったが、それがまた雰囲気を引き立てていた感すらあった。あのカードだけは何があろうとも毎年行くべきだと思わずにはいられない。
 次点は、まぁ自分が車出した中で一番楽しかった試合。試合中、付近の山から霧が流れ込んできて恐ろしく寒かったのだが(2月だから当然と言えば当然なんだが)、試合にも勝ったし、しかも小笠原のスーパーロングまで観れたし、という事で非常に満足度は高かった。帰ったのは夜中の2時過ぎだったが、(眠りに付く助手席、後部座席を起こしつつ)車中で喋っていれば、疲れも吹き飛ぶ。こういう試合の後なら尚更に。
 3位は、初めて行ったフクアリで。帰りに飲んだ恵比寿の居酒屋の酒と料理がなかなか美味かったというのも込みでの選出なんだが、あの見易さだけで行った甲斐があったというものだ。



 明日は高校サッカーも本格的に始まるが、↑で選んだ野洲の試合がもう“前回大会”と称される事に時の流れの速さを感じつつ、大晦日を迎える事にしよう。それにしても今日かなり久々にプリクラ撮った時に友達があまりに慣れた手つきなのにはビビッた。そんな歳でもないだろうに(苦笑)まぁ面白かったからいいけど。