谷間の世代

 と言ってもサッカー界で言うところの我々の世代ではなく、職場での話。


 今の職場と本来の所属元を比較すると、今の方が明らかに平均年齢が低く、同世代が多い分話が通じるので労働環境としては圧倒的に優れているのだが、どちらの部署も共通してある世代だけが空白になっている事に最近気付いた。年齢にして30代半ば、入社年度で言ったら90年代半ばの世代がそれで、結果、どちらの職場も20代半ば〜30代前半、30代後半以上とはっきり年齢層が分かれている。
 この原因を考えるのは大して難しい話でもなく、今30代半ばの人達の就活が就職氷河期の中でも特に厳しい時期と重なってしまったが故の結果だと思われる。元々の採用数が少なく、その後の離職・退職でさらに母数が減ってしまったんだろう。今2007年問題で団塊世代の大量退職が問題になっているが、むしろこの空白の世代の方がダメージは大きい。俺の部署に限っていえば部員の数に比例してどう考えても管理職の数が多いので、上はむしろ減ってくれた方がいいという事情もあるのだが。
 何が痛いかもう少し具体的に言うと、現場を預かる人材層の薄さだ。何より管理職、プロマネと若手を繋ぐ中間層の不在が痛い。あと数年してこの世代が現場の責任者になるべき年齢に達した時、現場の人材不足が目に見えてる。その時はその時で、より若い世代が引き上げられるチャンスも考えられる一方で、知識・経験の不足によるトラブル発生→損益悪化という懸念もある。俺一人がどうこう出来る問題でもないが、上が空くという事はチャンスが広がる訳で、日頃から何かしらのスキルを磨いておく事に越した事はない。で、結論:今年こそは何かしら資格を取る。ってもう1年の10分の1が過ぎてしまったが。



 書いててふと思ったが、この空白の世代は今何処で何をしているのだろうか。ウィキ(最近開こうとすると必ずPCがフリーズするのでムカつく)ではフリーター、ニートが多いという話だったが、本当にそうなのかねぇ。そういや元ライ○ドア社長もこの世代だっけか。ロー○ンのKさんもそうだったな。今や俺がいた頃の面々で残っているのはあの人くらいになってしまった。元気にしてるだろうか。