先日、yahooのトップページにも掲載されたこのニュースがきっかけで公式サイトの方も久し振りに見てみたら、興味深い記事が1つあった。コレ。何に引かれたのかというと、この超新生の『読み』だ。
公式サイト上では『ボージャン・ケルキック』となっており、Wikipediaでもそれに準じているが、これまで雑誌やWebサイト上では姓だけでも『クルキック』、『クルキッチ』、名も『ボヤン』表記が散見され、未だ定まっていない。こんなのはノイビル登場時以来だと思う。あの時も『ノイビル』、『ノビユ』、『ヌービル』、『ノイビン』とか雑誌毎に表記が異なってノイビルに(ほぼ)統一されるまで結構時間が掛かった。Neuvilleという日本語化しにくいスペル、イタリア人を母に持つスイス出身のドイツ代表と言う経歴がそうさせたのだろうが。
このBojan Krkićの場合、父はセルビア人という事でそれ故に『ボヤン・クルキッチ』というのが個人的に最も響きが良いと思うし、少なくともクル“キック”は何か締まらない。旧ユーゴスラビア地域の人々に多い“〜〜ビッチ(ッチ)”というのはスペル(〜vic(〜ic))を英語読みすれば確かにそうなんだが、ストイコビック、ミヤトビックて言われてもピンと来ないよなー。以前女子テニスのJelena Dokićが登場した時も新聞ではそのまま英語読みした『ドキック』表記だったが、すぐに『ドキッチ』に変わった。(Wikipediaにその辺りの事情が書いてあった。)・・・・・・・この場合は本人が旧ユーゴで生まれたからそうなった訳だが、そう考えると今回のKrkić少年の場合、セルビア人の血を引きつつも本人はスペイン生まれらしいので読みもスペイン風になるのが当然かという気もしてきた。
色々錯綜した結果、結局は公式サイト通りに落ち着くだろうというオチな訳だが(苦笑)、バルサは夏にまた来るらしいし、これまでも親善試合ツアーにはカンテラの若手が入っているので是非この“カンテラ史上最高のFW”をこの目で見てみたいわ。3年前、国立で鹿島と対戦した時に当時知る人ぞ知る存在だったメッシがゴールを決めたのは今でもよく覚えてる。まさか2年後にW杯まで出るとは思わなかったけど、それだけにあのゴールを見れたのは貴重だった。活躍してセスクやピケみたくプレミア勢に引き抜かれるのは勘弁願いたいが。