当blogは

 五輪予選だから今日は香港戦について書くという当然至極の流れに敢えて抗う方針となっております。(そもそも映像を見て無いので書きようが無いという事情もある。せめてBS-iでもいいからLIVEやってくれ>T○S)。この試合とA代表の合宿に挟まれて影の薄かったU−20合宿のメンバー表を見て感じた事を。もうすぐU−20W杯も近付いてきた事だし。


 当たり前と言えばそうなんだが、U−20世代は代表メンバー全員がJでレギュラーなんて事はほぼ有り得ない。79年組だってそうだった。だから今所属クラブで試合に出ていれば、自然と代表も近付いて少なくとも一度は合宿に呼ばれる訳だ。逆に高校やユース時代にその世代のトップクラスであっても、今プレー時間に恵まれなければすぐに追い抜かれる、という事も言えるのだが。今のU−22のDF陣なんかまさにこの構図だな。U−20迄は増嶋が同世代の中で抜けてたけど、FC東京で出番に恵まれ無い内に、試合に出始めた青山とか伊野波が台頭して何時の間にか代表からも外れるのが当たり前になってしまった。今年移籍したのも単純に試合に出たいという欲求×今試合に出ないとこのまま取り残されるっていう危機感なのだろう。そういう自分で道を切り拓く姿勢は素晴らしいと思うし、そういう選手はまだまだ伸びるはず。


 何かマスジマ賛歌になってしまったが(苦笑)、話を戻すと、今回U−20の合宿に呼ばれた中で金崎、平繁、安田、乾という面々は、これまで代表に縁が無いか、入ったり入らなかったりというラインではあったが、今季はクラブでレギュラーもしくは半レギュラーの地位を得ているので、このまま本大会メンバー入り、というのは十分考えられる。特にこの世代は左SBがストッパータイプの堤1人なので、安田みたいな攻撃力もあってしかも現在首位を走るような強豪のレギュラーだったらまずメンバー入りは堅い。


という事で本大会メンバー希望(21名)
GK:林、秋元、長谷川
DF:福元、槙野、吉本、内田、安田、堤
MF:柏木、梅崎、田中、青山、森重、乾、金崎、香川
FW:森島、ハーフナー、河原、平繁


 GKには合宿メンバーからそのまま選ばれそうな気もするが、マリノスの秋元はこのチームで最初はレギュラーだったので選出。その他ボランチが多いが、青山はCB、香川は右SBも対応可能というユーティリティー性があるのでかなり重宝するはず。それに金崎、香川は89年世代で、個人的にこういう“飛び級”は毎回1〜2人は入れるべきだと思ってるんで(苦笑)平繁は代表では中盤の様だが、MFとするならばトリニータ枠は1となって森重、金崎のどちらかを選び、FWに青木を。グルノーブルの和製アンリは実際の所は選出されるんだろうけど、今一信じられないな。欧州でプレーしてるのは確かに大きいけど、日本にいた頃そんな化物級の活躍してたっけ?評判の割に映像が少ないというか・・・。そんな逸材なら、前にCMでやってた小野の高校時代のファンタスティックゴールとか1つはそういうシーンが残ってても良い筈なのだが。


 前回はボール回しが巧い面々が揃ってたのに、守備の層が異様に厚かったという特殊な前々回の様な手堅いサッカーをやろうとして失敗したが、今回はそういうコンセプトに縛られ過ぎたサッカーを脱して、01年以前に見せていた日本らしいショートパスと組織の連動性を生かしたサッカーを見せて欲しい。