J1第34節 神戸×横浜M(ホムスタ)


■W杯スタジアム
 日本国内W杯会場制覇行に於いて、本日、七番目の会場に到達。専用だから見易いのは当然として、開閉式屋根+壁で外気と遮断しているから寒風に晒される心配も無くかなり快適な観戦環境だった。最寄駅からの近さ(徒歩5分)、適度な収容人数(約35,000)と、総合的に判断すればこれまで行った中でベストかもしれない。唯1点、家から遠いというのを除いては。これが横浜だったら・・・とまた妄想した。
 これで残された未踏会場は札幌、宮城、大分。札幌はまだ可能性無きにしも非ずだが(観光ついでに行くかもしれないし。)他は、特に宮城なんて代表戦が土曜に開催とか奇跡が起きない限りまず無理だわ。そもそもベガルタ仙台ですら使ってないしな。少し前に仙台日帰り旅行を計画した時にスタジアムツアーとかやってないか調べたのだが、団体客のみ可能らしくその時点で旅行の計画自体止めた。

■試合
 前半、神戸は左SB茂木の裏が穴で、マリノスは逆サイドから1発大きくサイドチェンジするだけで吉田や田中(隼)が相手陣内深くに侵入出来たんだが、その割にはクロスの精度が低かったり、中に切り込んでも中途半端にボールを取られたりで、ゴールが匂うプレーは少なかった。
 この辺りが例えば最終的には5位まで挽回した川崎との違い、か。ナビスコの準決勝で敗れた時、特に第2戦において、川崎はマリノスの右サイドが空いてるのに気付いたら徹底的にそこを突き、実際にゴールを奪って見せた。今日は弱点に気付いても突けず、というか突く技術が無く、そうしている内に神戸は後半になって茂木の上がりを抑えて修正してしまった。逆に寄せの速さでこぼれを拾い捲って殆ど後半は神戸の一方的な展開。まさに先週の新潟戦のリプレイの様な試合だった。
 神戸は北本、エメルソン・トーメが大島を抑え、セットプレーでは古賀誠史の左足は健在、そして2トップもフィニッシュは雑だったが、テクニックの高さを見せ付けていた。今まで日産スタジアムで神戸の試合を観てきて、結果はともかく内容でマリノスが下回った記憶は無いのだが、今日は完全に向こうが上だった。あの内容なら昇格していきなり10位にも納得だわ。

■帰路
 関西に来るといつも猛烈なアウェーを感じる。周りが普通に関西弁喋ってたり(当たり前だが)、エスカレーターで右に立って左を空けたり、SUICAでなくICOCAだったりetc、そういう些細な違いが積み重なって(SUICAが使えたのは驚いたけど)、あーやっぱり自分は東の人間なんだと思う。新横浜に近付いて車窓から見慣れた街並みが見えてきた時、無事帰国できた事を実感した。