クラブW杯決勝 ボカ・ジュニオルス×ACミラン(横浜国際)


 サッカー観始めた頃にミランカペッロの超手堅いサッカーで強過ぎる位強かったから、今はイタリアのクラブにしてはスペクタクルなサッカーを見せていると分かっていても、その時のアンチ感情が未だに消えない。だから今日はボカ寄りで観戦。
 試合を観てて、確かにカカやセードルフのプレー(ドリブル、パスセンス、視野の広さetc)は凄過ぎて、一流のさらに上、まさしく超一流を実感したんだが、それと同じ位ボカの選手も一人一人の技術がかなり高かったのに驚いた。個人技は決してミランの選手に劣っておらず、それ故に自陣に引篭もる事無く真っ向勝負を挑んでたのはなかなか爽快だった。確かにこれだけのプレーが出来ればそりゃ毎年ヨーロッパに誰かしら引き抜かれるし、ユースの青田買いもされるわ。
 正面からぶつかったが故に、守備は薄くなって4ゴールも奪われてしまったが、合計6ゴールというおそらくトヨタカップ時代を通して最多得点試合になったのはボカが真っ向から勝負を挑んだ結果であり、胸を張ってアルゼンチンに帰れる結果だと思う。ただ、リケルメがいたら・・・と考えるとやるせない。試合中スタンドから観戦する姿が映し出された時にそれを痛感した。


 MVPは予想通りカカだったけど、個人的にはセードルフにあげたい。「どんな監督でも欲しがる選手」というのはこの人の様な選手を指すのだろう。