城彰二引退試合 横浜FCオールスターズ×JO DREAMS(三ツ沢)


【今日のハイライト】
1.城彰二3点目(横浜FC側として2点目)
 山口のループ気味のクロスをヘッド。やっぱ城と言えばヘッド。

2.引退セレモニーで前園から花束贈呈
 なかなか泣かせるスピーチ付きで。そういえば高校の先輩後輩でもあるんだよな。この二人は。

3.最後の挨拶
 予想外と言っては失礼だがかなり感動的なスピーチだった。周囲への感謝の気持ち等はこういう場面で誰しも言う事だとは思うけど、ホームゴール裏のサポに向かってまたJ1目指そうとか呼びかけるなんてなかなか出来ない事だと思う。

4.スタンドの年齢層
 俺と同年代以上が多かった気がする。特に女性はかつて三ツ沢に集ってた城ギャルの10年後ってか。

 引退を決めてからの活動をみていると、これが本当にあの城なのか?と思う位に何か悟ったようなオーラが漂っていて、それが不思議だった。
 俺の中でこの選手が日本のトップレベルにいたと認識してたのは2000年が最後だったと思う。その年の3月の中国戦(神戸ユニバ)は丁度高原がそうだったように『海外組のFW』という肩書きで一目置かれた存在だったのはよく覚えてる。それから怪我でトップフォームを取り戻せずにクラブも転々として最後に横浜FCに辿り着いた訳だが、その間の経験が↑の様な変化を生んだのか。
 日本サッカーという大きな枠で見ると、年齢的にピークの状態で地元のW杯を迎えられたはずなのに、怪我や下のシドニー世代の台頭で代表キャリアを伸ばせなかったある意味不運な世代の一人、と言えるかもしれない。今日JO DREAMSで出たアトランタ組の顔ぶれを見てふとそんな事を思った。
 今後は指導者を目指すとの事なので、最近ドーハ世代が監督として台頭しつつある中で、アトランタ世代の指導者としてトップチームでもユース年代でも良いからまた表舞台に復帰して欲しいと思う。