J1第31節 横浜M×京都(日産)


 毎年この季節になると必ず気候も内容も観客数も寒い試合を日産で観ている気がする。去年だったら大宮戦とか。


 スタジアムに着いたのは前半20分頃で、そこからでも十分得点チャンスはあったのだが、後半は押している割に決定機と呼べるのは狩野のCKが直接ニアポストに当たった場面位というなんとなく時間だけが過ぎていくいつもの展開。このまま1−1で終わるかと思ったら柳沢のヘッドと佐藤のミドルで残り5分で3−1。
 柳沢は1点目の抜け目無い動き、2点目のヘッドと、サッカー選手としての基本技術/能力は日本のFWの中でもトップレベル、というか今日だったら坂田とか、今の20代半ばの日本のFW陣の技術の粗さが目に付いてしまう。何だかんだ言われても実力は錆びてないって事か。シーズン15点位獲るようなゴールへの意識さえ高まったら、代表復帰もあるかもしれない。平均年齢が高まってしまうが、点の獲れない若いFWを使って勝点を落とす位なら、点の獲れるベテランを使った方がずっとマシ。


 今節も例によって下位が上位を食ってまた降格ラインが高まったが、次のジェフ戦が最後の関門となりそう。勝てば間違いなく残留出来るだろうし、負けたらかなり危ない。その意味で中澤の負傷は代表にとっては痛手だが、マリノスにとってはその代表戦のお陰で治療期間が確保出来た。今日の最後の崩れぶりを見ると、今までやはり中澤で持ってたのかと改めて実感させられる。