カタール戦2時間前

 平日で試合開始1時半というのがまたなんとも微妙で困るが(苦笑)、アウェーだから勝点1でも御の字とはいえやはり3を獲りたい。ここでの勝点3は数字以上に重みがあって、勝てば展望が開ける気がする。理由を2つばかり挙げてみると

1.「ドーハ」からの解放
 例えそれがマスコミの煽りの一環という面が含まれていたとしても、現状においてはやっぱドーハ=1993年アメリカW杯予選。そういうネガティブなイメージは逆に、同じ場所で勝つ事によって打ち消す事も可能である。


2:カタール勝利
 ドーハだけでなく、日本はカタール自体にも確かまだ勝った事が無い。未勝利と言っても最近は引分けばかりで、別に内容でも圧倒されてはいないんだが、勝てないのが続くとサッカー以外の面、それこそジンクスなどに理由を求め始めて対戦時に余計意識してしまう悪循環にハマるものだ。
 これも理由1と同じで、そういう負の状況の中で勝つ事は(アウェーで勝つという事実以上に)チームの士気や周りを取り巻く空気を変えるチャンス。



 という感じなのだが、今更ながら何故シリア戦を国内で開催したんだろうか?まぁ代表戦の収益とかkir○nとの年間試合契約とかそんな所なんだろうけど。中東に行けばいくらでも対戦相手は見付かって、国内戦より余程良いテストになったはずなのに勿体無いな。それこそアウェーでシリアとやるとか。向こうで試合をすれば当然カタールバーレーンから詳細な偵察を受けるリスクはあるが、13日の時点では未だ海外組+ガンバ勢の合流前で手持ちのカードを全て出さずに済み、例え不出来な結果・内容でもそれで危機感が高まれば結構、さらに相手が油断すれば儲けもの、位の精神的余裕が持てる。大体直前の親善試合がパッとしない時ほど、チームの危機意識や結束が高まって直後の真剣勝負で勝ったりするんだが。


 こういう時に頼りになる中澤が欠場するDFの中央はトゥーリオと阿部が良いな。寺田はシリア戦では悪くなかったけどやはり国際経験の面で不安だし、高木は未だ遠慮がちで、その影響かDFラインを下げてしまっていた。阿部なら経験もあるし、同じクラブでコンビネーションでも問題無い。まぁOGでも何でも点取って勝ってくれたらOKだけど、緒戦のバーレーン戦(の前半)みたいなアグレッシブなサッカーが視たい。