19日は国際Aマッチデーだったから、W杯予選だけでなく世界各地で親善試合が開催された。珍しくブラジルがホームで欧州の強豪(ポルトガル)と対戦し、6−2で圧勝したという興味深い結果もあり、何となくポルトガルのW杯予選敗退フラグが立ち始めたようにも思うが、一番視たかったのは何よりドイツ×イングランド。
この両国の対戦て選手よりも監督の差で勝負が決まると前々から思っていて、今回もホームとは言え良くて引分けだと踏んでいたが、1−2で負け。やはり傾向は変わらなかった。過去10年ほどの対戦を見ても、
■EURO2000 本大会GL
(リベック)ドイツ0−1イングランド(キーガン)
非常に低レベルな争いで、結局どちらもGL敗退。
■日韓W杯予選(ウェンブリー)
(キーガン)イングランド0−1ドイツ(フェラー)
多少マシになったドイツが勝利
■日韓W杯予選(ミュンヘン)
(フェラー)ドイツ1−5イングランド(エリクソン)
本物の監督を手に入れたイングランドが圧勝。
で明らかに
エリクソン>>>>>フェラー>キーガン>リベック
が成立。
その後しばらく対戦は無かったが、去年、今年と対戦した結果は
■親善試合(ウェンブリー)
(マクラーレン)イングランド1−2ドイツ(レーヴ)
これはEURO予選中だったが、結果的にはEURO準優勝監督と予選敗退監督の差か。
■親善試合(ベルリン)
(レーヴ)ドイツ1−2イングランド(カペッロ)
再び大物監督が降臨したイングランドの勝利
親善試合だから試した部分もあるのだろうが。ドイツのメンバーを見ると70年代生まれが2人、30代がクローゼのみという若返りが著しく、負けはしたが当分は世代交代の心配をしなくて良いのが救いだな。EUROでは最後にスペインの技術に振り回されたが、トロホウスキ、マリン、それから18日にイタリアに勝ったU21からエジル、クロースみたいなテクニシャンが台頭して、テクニック、パワー、スピードが高度に融合したサッカーで南アフリカでスペインに勝利、なんて展開に期待している。