そんなにシュート数が重要か?

 帰りの渋谷でいつもにまして混んでる通勤特急を見て昨年の悪夢を思い出し、途中乗り換えの迂廻ルートを使ったら、すんなり帰れて開始に間に合った。残券情報だと前日にはまだチケがあったようだが、普段¥2000かそこらで観ているスタジアムの最低¥7000からの『FIFA価格』の前には、さすがに思い立ってすぐ行く気にはなれなかった。別にマン・U好きでもないし、てかむしろアンチだし。
 が、TVを視ながらこれは行くべきだったと痛感したが後の祭り。奮発してバクスタでも良い位だった。試合内容、展開に加えて遠藤vsV・デル・サールのPK対決って、十分過ぎるではないか。


【以下雑感箇条書き】
・90分中やたらとシュート数比較してたけど、少しでも“分かりやすい”数値を出して普段サッカーとか視ない視聴者を引き付ける苦肉の策なんだろうなぁ。


・遠藤はPKを始め、FK、ミドルシュート、パスetc全てが普段Jでプレーしてるのと変わらない落ち着きぶり。これだけで十分凄い。


・加地さんはフリーなのにクロスをDFに当てるというシーンもあったが、鋭く曲がるクロスを上げる姿なんて4年前には想像も出来なかったから、この年でまだ年々進歩してる姿に少し嬉しくなった。


・今日の2点目といい、CL決勝といい、ロナウドはヘッドも相当上手い。そのまま教則ビデオにでも載せられるような完璧なフォームとシュートコース。あのドリブルにあのフィジカル、そしてヘッドも出来たら、そら23歳でバロンドール獲るわ。


・いつだったかWSDでアンチェロッティルーニーを評して『才能はあるがあの(あまり絞れていない)身体つきを見ると(ガスコインのように)早熟で終わるタイプ』などと言っていたが、今日中継のアップ画を視て納得した。とてもロナウドと同い年とは思えない。もしサッカーの才能が無かったら、今頃パブで仲間とプレミアを観るか、アウェーでビールあおりながら大騒ぎしてる連中の一人だったと思う。


・この試合の前、5位決定戦でアル・アハリが地味にアデレードに負けていた。3年前もそうだが、毎度『無敗記録』とか『本気で優勝を狙っている』とかの報道と結果の落差が激し過ぎて同情する。