WSD名物

 WSDを買い始めてもうかれこれ15年になるが、この雑誌の要は巻末の各国ジャーナリストコラムにあると言っても過言では無い。
・南ドイツ新聞サッカー編集長と言いながら、その実態はバイエルン広報と見紛う提灯記事の連発、ルドガー・シュ○ツェ(独)
・元スポーツ紙最大手の編集長らしく、内容はサッカー界の要人たちとの愛憎交々の逸話が満載のジャ●カルロ・パドバン(伊)
・一見毎回もっともらしい事を書いているが、殆ど結果論で予想をすれば悉く外れるオリ△ー・ケイ(英)
その中でも10年以上スペインを担当してるヘスス・ス■レス程強烈なキャラはいまい。この人基本的にイタリアサッカー(特にカペッロ)嫌い、バルサ(というかベップ・グァルディオラ)賛美なのだが、そのカペッロ率いるイングランドにスペインが快勝した時などもう最初から飛ばしまくって―――


タイトル:「2010年の主役はスペインで決まり」
まだ09年だが(笑)確かEURO前はスペイン代表(というかアラゴネス)にかなり辛辣だったと記憶しているが・・・。そして文章が始まるとさらに勢いは加速し
・それは文字通り“完全なる勝利”だった。
・この日、スペイン代表の選手達はフットボールの母国と呼ばれる国からやってきた選手達に、フットボールの何たるかを“手ほどき”したのである。
・(カペッロに対して)あの男にフットボールの本質など分かるものか。
・彼の浅はかな戦略などスペインが展開する“真のフットボール”の前では無力だった。
カペッロイングランドは愚鈍そのもの


書いてて疲れてきたからここで止めるが、パワー全開で読んでる方が疲れる程。電車で読んでたら笑いそうになって大変だった。調べてみると海外サッカー板でもスレが立ってるしwikipediaにも項目が出来ている所をみると同じような事を思ってる人間は多いのだろう。mixiにまでコミュがあるらしいが(笑)日本だと特定のクラブ、もしくはある1試合に対する批判がすぐに日本サッカー全体への批判→海外サッカーマンセーに転化しがちで、それはあまりにも“マジ”過ぎてどこか陰気かつ閉鎖的な様相を呈しているが、こういう陽気な電波野郎(この人はインタビュアーとしても本音をダイレクトに言う。)がいたらもう少し面白い状況になると思うのは突拍子も無い戯言だろうか。