さて、新型インフルエンザはおそらく今日の午前中には既に羽田や品川、東京駅経由で首都圏に上陸しているだろうが、そんな中ドイツではU−17欧州選手権が開催され、地元ドイツが優勝した。GLでトルコ、イングランド、オランダ、準決勝でイタリア、そして決勝で再びオランダを破っての優勝。これがA代表だったら最高なんだが(笑)一昨年のU−17W杯3位、去年のU−19欧州選手権優勝と、ここの所ドイツのユース世代は絶好調。欧州のユース育成大国と言えばスペイン、フランスが先頭を走っていたが、一気に追い付いてきた印象。
思えばサッカーを見始めた時とほぼ同じくしてドイツが好きになったんだが、特に90年代はずっとファンと言いつつ若手を探していたように思う。今だったらネットで最新の代表召集メンバーが分かり、試合に出なくても召集はされた若手の名前もチェック出来る便利な時代になったが、当時の情報源と言えばサカダイ、サカマガ、WSDあるいはサッカーショップや大きな書店で売ってる海外サッカー誌くらいだったので、分かるのはせいぜい試合に出たメンバー(=ベテラン)ばかり。しかもサカダイの海外コーナーの中でも他の欧州各国はちゃんと召集メンバー表を載せてくれるのに、ドイツだけそうではないという(苦笑)そんな乏しい環境だったのでインターネットで初めてDFBのHPを視た時の感動と言ったら無かった。知りたい情報が全部載ってて、今まで血眼になってたのは何だったのかっていう位の衝撃。
まぁそれからEURO2000のどん底時代があり(映像は消化試合で控えを出してきたポルトガルに凹された試合)、その後から少しずつ若い選手が台頭して徐々に結果を残せるようになり、そしてここ数年のA代表を含めた成果に繋がった事を考えると、随分と長い時間が経ったという思いもあるし、あっと言う間だった気もする。まぁU17世代が92年生まれと考えると言葉を失うんだけど(苦笑)で同じ日に日本のU−18も発表されたけど、是非来年のアジアユースは優勝して欲しい。U−19年代では過去6大会で4回準優勝してるけど、ユース年代とは言えU19にもなれば優勝と2位では全く違うものだと最近とみに気付かされる。中東のカウンターだろうが、中国のラフプレーだろうが、どういう相手であれ勝たないと何も得られない。アジア制覇or世界大会ベスト4以上を成し遂げて初めて黄金世代と呼びたい。まずは今年のU−17W杯だが、開催地が開催地だけに歴史は繰り返すのか―――少し期待。