J1第13節 千葉×横浜M(フクアリ)


 去年の秋に来た時には周りの発展振りに驚いたが、今日来てみたらケーズデンキまで出来ててもはや完全なショッピングタウンになってた。海外ではスタジアムが試合が無い時も人が集まるように周りにショッピングセンターや娯楽施設を併設するという話を聞くが、日本ではスポーツ施設はスポーツという括りに止まってあまりそういった発想はない。確かに周りに何も無い孤立した場所にあるよりも人の集まる場所にある方が集客にも有利だろうな。

 試合について。展開自体はジェフが引いてのカウンター狙いという点で去年と変わらなかったが、去年がボールを奪ったらひたすら前にロングボールを蹴り出していたのに対して、今年はもう少し繋ぐ意識が高かった。それでも決定機と呼べるものは殆ど無かったが、対するマリノスもボール支配率が高い割にチャンスは少なく、膠着したまま前半終了。山瀬がボールを受けに中盤まで下がっていたのが象徴的だった。この選手は高い位置で前を向いてボールを持ってナンボというタイプなので、中盤まで下がってくる時は、大抵本人の調子が悪いかチームとして機能していないかのどちらか、あるいはその両方なので。
 後半はいきなり試合が動き、谷澤のクロスにマークを外した巻がヘッドで合わせて先制。後にも先にも巻があれだけフリーだったのはこのシーンだけ。これでジェフは動きが活発化して後半半ば位までは流れを押し戻したのだが、徐々にマリノスがまた押し込んでいく展開になった。
 ただ、マリノスはサイドを深くエグるまでは良いのだが、その割に決定機は少なく、これはジェフの対マリノスフクアリ初勝利か、と思い始めた後半40分過ぎに小宮山がクロスのこぼれを叩き込んで同点に。そしてそのまま試合終了。

【以下所感】
・渡邊は今日もアウェイでノーゴール。資質からしてホーム・アウェイに影響されるタイプでは無いと思うのだが、水曜ほどの存在感は無かった。
・4バックを継続してるという事はほぼ確実にセルティックから帰ってくるんだろうけど、その為に開幕からずっと継続してた布陣を変えるのはどうかなのかね。個人>>チームというのは昔からこのクラブの特徴といえばそれまでなんだが。
・田中(隼)はフクアリとの相性の良さで有名だったが(毎年ゴール決めてた)、それは小宮山が引き継いだらしい。
・試合前に何の企画か知らないがピッチ上でヤッターマン主題歌を歌ったジェフサポ小学生に和んだ。

 帰りは終電の関係で東神奈川までしか行けなかったので酔い覚ましにそこから歩いて帰ったのだが、駅前に大桜があって驚いた。看板からしてあの大桜に間違い無いんだが、チェーン店だったとは知らなかった。