龍神という言葉を日常で使う事があるだろうか

 個人的には多分魔神■雄伝ワタル以来こういう単語は使っていないと思う。


 ヤフースポーツを見てたらバレーの男子代表の愛称が決まったという事だが、それを見た瞬間、名前そのものよりそこに至る広告代理店とかマスメディアの思考回路に頭が飛んでしまったのだが、これもサッカー界で鍛えられた副産物(副作用?)の一つだろうか?何かこれに対する反応で心の清らかさを計るある種のバロメーターになるような気がしないでもない。


【純真度】
高 よーし今度は龍神NIPPONか!応援するぞ!!



中 うーん最初は違和感あったけどTVで連呼してるし段々慣れてきたな。



低 これ代理店どこだよ(嘲)m9(^Д^)プギャーーーーーー


 この前の女子代表のといい、こういうマスメディア主導で一般人が口にするのを躊躇うようなネーミングは、少し前にサッカーの男子代表に付けられたブルース(ブルーズ?まぁどっちでも良いけど)と同じ運命を辿る事になるのは、かおる姫のビーチバレー転向で浅尾美和の五輪出場が益々遠のいたのと同じ位論を待たない。他にもサムライ・ブルーとか最近も侍ジャパンとかあったけど、日本=侍という発想自体国外からの視点のような気がして違和感がある。やっぱ代表は「代表」だな。世界にはアズーリとか、ル・ブルー、セレステ・イ・ブランコ、スーパーイーグルス等等色々な愛称があるが、結局『セレソン』だってSelection=代表、選抜位の意味だし。監督が変わる度に『(監督名)ジャパン』となるのも


・個人>>>>>チーム
・監督>>選手


の象徴のようであまり好きではない。


 そう考えると“なでしこジャパン”のネーミングは奇跡的だ。この命名こそあの協会前会長氏の在任中最大の功績と言えるかもしれない。