対外試合法案提出

 ユリウス暦7月3日、FC.boss(帝政)Imperator Caesar Augusutus barcawは元老院にて演説し、『FC.bossに関するbarcaw対外試合法』を諮った。

元老院議員諸君、まず日曜日に出場を予定していた大会だが、属州総督及び同盟国からの援軍も募ったものの現状では十分な人数を召集出来ず、最終的には断念する事となった。これもひとえに私の不徳の致す所であり、大会関係者、その他関係各位には深くお詫びしたい。
 一方で、今回の一件は私に多くの教訓をもたらした。我々はこの3年3ヶ月もの間、30回に及ぶ親善試合、数回のサッカー、4度の大会を戦ってきたが、これも諸君の協力があればこそであって、それに対し感謝の言葉以外見付からない。ユニ作成や大会参加など、言うなればこの3年間は拡大期、高度成長期であったと言えるだろう。しかし今、我々の大半が社会人であり家庭を持つ者もいる中で、貴重な週末のスケジュール調整が困難になりつつあるのもまた事実である。昨今顕著になりつつある親善試合、大会の連発に対して、私は皆の貴重な週末の時間を奪っているのではないかという念に苛まれながらメールを打ってきた事を告白したい。これ以上のペースでの活動、つまり月一ペースの親善試合、年に数度の大会以上の開催は今後の継続的な活動に支障を及ぼすものであると言わざるを得ない。本活動を永続的に続ける為には現時点を以って安定成長期に移行させねばならず、ここに私は対外試合に関する法の制定を提案する。
【FC.bossに関するbarcaw対外試合法】
1.FC.bossの活動範囲は内部試合、RATに代表されるメンバーと繋がりのある友好団体との親善試合、そして外部大会の三種のみとする。
2.メンバー諸氏全員と関係の深い団体の内部大会については今後FC.bossの名では出場しない。
以上。2.については例によって一部議員から後で説明要求メールが来るといけないからここで述べておくが、これは当該大会への各自の参加を制限するものではなく、あくまでFC.boss名義では参加しない事、私から諸君に対する呼び掛けという現行ルートを今後は変更する事を意味する。FC.bossで参加した際の莫大なエネルギー消費を考慮すれば、こうする他無いのだ。
 全ての人々が満足を得る為、そして我々が今後も活動を続けていく上で私は上記の方策が最上と考える。この法案に対し賛意を示してくれる事を期待する。」


 そう語ったbarcawは静かに壇上を去り、土曜の大宮行き湘南新宿ラインの時刻を調べ始めた。