全英OP

 最近あまりに完璧に立ち振る舞う石川遼クンを見てるとその背後に蠢くプロデューサー達を意識せずにいられないのは疲れが溜まってる証左だろうか。こういう同年代のライバルがいないってのは本人からしたら厳しいだろうな。この状態であと4〜5年乗り切ったら本物に脱皮するかもしれないけど、一歩間違えたらダイスラーのように重圧に押し潰される可能性もある。


 まぁそれはともかく、生まれてこの方打ちっ放しすら行った事の無い自分でも、全英オープンだけは何故か毎回見てしまう。夏でも寒々しい北海の遠景とか、緑や陽光の眩しいアメリカのコースに比べて曇り空の荒涼としたブリテン島のコースを見てると文字通りの自然との戦い、この競技の原形を見ているような気にさせられる。いわゆる“ゴルフっぽさ”が薄いのが逆に惹かれるのかもしれない。中継もベテランキャスターとフィールドリポーターの世界のアオキが良い味出してるし。何でこのレベル、この落ち着きをサッカー中継で出せないかね。