長谷部について

 ここ最近WSDは日本代表選手へのインタビューが掲載されているが、今号の長谷部はなかなか興味深かった。


 他のインタビューと併せて推測する限り、この人は人間的にとてもバランスの取れたタイプなのだろうという印象を受けた。ドイツに行ってすんなり順応出来たのは、目の前の現実をありのままに見据えて、日本と海外との違い―――レベルの高低などといった先入観に囚われず、海外では何が必要とされているか―――を冷静に把握出来たからではないかと思う。本人は「(日本人選手が海外に行ったら)こんなものかと思うはず。」と言っていたが、それはあくまで長谷部のような人間性、順応性を持っていれば、の話であって、そういう選手はザラにいるものではない。逆に言えば今欧州にいる本田や森本などはそういった力を備えているのだと思うけども。


 まぁ本blog選定2009年日本MVPだからって贔屓目に見てる訳では無いけども(笑)、今や遠藤(ベネズエラ戦はこの人がボールを持った時だけいつもと変わらぬ時間が流れてた)と並んで絶対不可欠な選手だろうと思う。

 
 余談だが、今日本にいる中で↑のような人間性を持った選手というとまず川島が思い浮かぶ。blogなどを見てもきっと本人は気持ちのいい奴なんだろうな、って。今は「楢崎以後」に向けて雌伏の時、ではあるが。