2010Jレビュー vol.3

■浦和

GK:山岸
DF:高橋、スピラノビッチ、坪井、宇賀神
MF:阿部、山田(直)、ポンテ、柏木、サヌー
FW:エジミウソン
控え:都築、堀之内、山田(暢)、鈴木、原口、高崎、田中
その他:細貝、平川、梅崎、高原、エスクデロ、ファイサルetc


 一応↑のように選手を当てはめてみたが実際どうなるかは分からず、レギュラー、ベンチ、ベンチ外はかなり流動的。それは人が揃ってるとも言えるし、最後までメンバーが固まらないとそれはそれでリスクもある。
 目指すサッカーは東京と似た感じになると思う。人もボールも動くサッカーを標榜しつつ、実際の得点パターンははカウンターが大きな比重を占める様な。単純に考えればスタイルが似ているならば、浦和の方が選手の質・量がやや上回ってる分、上位に来るのかなと。2位〜4位辺りで、上手く行けば何かしらのタイトルて感じ。個人的な注目ポイントとしては原口、山田、高橋が今年どこまでやれるか見てみたい。まだプロ入り実質2年目だけど、去年でもう“見習い期間”は終了して、今年からは他の選手と変わらない基準で見られる事になると思う。この世界で言う経験とは年齢でなく、出場試合数でこそ測られるもので、それが「プロ」の世界の一側面。厳しいかもしれないが、そうして古今東西数多の選手が育って来た訳で。



■清水

GK:山本
DF:市川、岩下、ボスナー、太田
MF:伊東、小野、枝村、藤本
FW:岡崎、ヨンセン
控え:西部、青山、児玉、本田、兵藤、山本、原
その他:高木、廣井、平岡、杉山、永井、大前、長沢etc


 アーセナルってのは言い過ぎかもしれないが、似た印象がある。全体的に巧くて若くて勢いはあるんだが、マン・Uとかチェルシーみたいな経験豊富で激しく当たってくる所には押し切られる、みたいな。日本で言ったら鹿島みたいなところだけど対鹿島の相性は良かったんだっけ?まぁでも上位勢には分が悪そうな感じ。今年もリーグ5位、ナビスコ天皇杯ベスト4みたいな何とも形容し難い結果になる予感。
 話は変わるが小野が入団会見で「男はこれから。」と意外な発言をしていて、そんな事言うタイプとは思って無かっただけに驚いた&少し嬉しくなった。この世代って10代半ばから注目されてた分、実際の年齢よりずっと老けて見えて、特に小野などはキャリアの末期感が漂ってたんだが、まだ熱を持ってたのが分かったので。この世代が未だに代表で軸になるのは問題だという考えは変わらないが、こういう思いを持った選手は応援したい。