強豪国についての所感集 その1

 そろそろ開幕も近付いてきたし、所感+αで優勝予想を。

ドイツ
 若いなー。25歳以下(1985年生まれ以降)が12人で30代は3人だけ。20代後半(80・81年生)の層が薄いから、バラック1人いなくなっただけで急に若返り&経験不足な印象が強まってしまった。ベスト4位は行きそうだが、本当の強豪国になるのは2年後のEUROからかと。
 その他移民や帰化、ハーフなど国外にルーツを持つのが少なくとも11人。そのルーツもポーランド、ブラジル、トルコ、ガーナ、ボスニア、スペインと様々なので、この点もタイプが多様という意味でよろしい。


イングランド
 凄いなと思うのは、キャプテン候補に困らず、誰がキャプテンになってもチームがまとまる事。テリーが降りてもファーディナンドがいて、ファーディナンドが離脱してもジェラードがいる。そして仮にジェラードが欠場しても多分ランパードが、それもダメならルーニーが引き継ぐだろう。逆にこれだけアクの強い面子が揃っていればチームがまとまらないんじゃないかとも思うが、オランダ辺りとは違って一旦主将が決まればチームはまとまり、内紛とかエゴの衝突とは無縁なのもさすがと言うしかない。日本もこうあって欲しいものだ。


イタリア
 今のイタリアを見てると12年前、フランス大会のドイツを思い出す。あの時のドイツも30代ばっかりだったが下馬評では経験値や伝統の勝負強さが評価されて一応優勝候補(の1つ)の扱いだった。それが本大会ではGLからフィジカルに頼ったサッカーで最後はクロアチアの勢いに飲まれて準々決勝敗退と。今のイタリアも何だかんだでベテラン勢は経験豊富だしやってくれるだろうっていう希望的観測が大きい点が似てるわ。
 最後はベテランを一部外して若い選手を入れきたけど、若いと言ってもどうも小粒というか2〜3年後にワールドクラスになる姿を想像出来ない。それだけカンナバーロとかデル・ピエロ、インザギ、トッティらの世代が若い頃から凄過ぎたって事なんだろうけど。