残り1年

 リクエストがあったので(笑)
 自分はこういうビッグトーナメントの時はいつも、選手の年齢と今後出場可能な大会数(あるいは過去出られるはずだった大会)について計算してしまうんだが、一握りの天才なら20歳そこそこで初の大会を経験し、20代半ばで2度目、そして20代後半で選手としてピークを迎えた時に3度目、というのが理想。カカ、朴智星なんかがそうだし、メッシはこの例でいう2度目に当たると思う。またそれに及ばずとも20代半ばで初出場していれば、4年後は2度目でより力を発揮し易くなる。
 翻って日本はというと、今大会同い年で出てる松井、阿部、闘莉王、駒野の内3人は今大会が初のW杯。20代後半でようやく代表レギュラーの座を確保したけど、次は33歳で、これが最初で最後の大会になるかもしれない。


 と、ここまであくまで観る側の視点から書いてきたが、実際にプレーする側は今という瞬間に全力を傾けているだろうし、前回出れなかった悔しさはあるにしても、自分のキャリアを↑のような統計的に振り返る事はあまりないのだろうと思う。日韓、ドイツで選ばれてれば今回で3度目だったとか、まだ2回チャンスがあるとか、そんな風には。


 前置きが長くなったが、実際に三十路に近付くほどにそういう計算や過去/未来について思いを巡らすよりも、現在に思いを馳せる割合が高くなっている気がする。時間が経てばいずれ“その時”はやってくるんだし。まぁ強いて言えば残り1年はこれまでの1年より濃くしたい、という位だろうか。そんな感じ。