我が心のベストゴール

 真夏の2夜連続平日観戦の穴埋めで今日は7時過ぎから働いてたのに、(ついでに言えば名古屋に日帰り。)結局日を跨ぐ事になってしまった。やはり2日分の穴はデカい(苦笑)もう明日の大阪行は直行だな、と思いきや資料を1つ忘れる大チョンボで、このやるせなさを紛らわす為、また現実逃避しようと思う。今夜は今でも脳内リピートされるベストゴールについて―――


 毎年少なくない数の試合をスタジアムで、TVで見ているが、自分の中での印象深いゴールは2つあって未だにそれを越えるものは無い。正確に言えば、巧さ、強さ、美しさを備えたゴールそのものに加えて、試合を取り巻く状況、試合中の展開、全てを総合したベストゴール。


◆その1
リケルメの左足ミドル
(ドイツW杯南米予選アルゼンチンvsブラジル(ブエノスアイレス))

 W杯予選、相手はブラジル、そして前回対戦時にアウェーで敗れたリベンジという意味合いも。これ以上痺れようの無い試合で、このゴール―――最初のバックヒール〜〜ボールを受ける動作だけでR・ジュニオールをかわすセンス〜〜そして左足(!)ミドル〜〜歓喜に爆発するサポーター―――もう全てを併せて1つの作品と言う他無い。


◆バスラーの左足ミドル
(98-99CL準決勝第2戦バイエルンvsディナモ・キエフミュンヘン))

 この年のD・キエフはあのシェフチェンコがいて、運動量も組織力も個々の技術も高度に融合した、多分オシムが見ても賞賛するようなサッカーだった。第1戦はキエフホームで3−3で立場的にはバイエルンが有利だったんだけど、第2戦はキエフが何度もゴールチャンスを作って、カーンが好セーブを連発してなんとか凌いでいたという状況。そんな中で生まれたゴール。CKのリターンからまず相手の1人目を体の振りだけでかわし、2人目は華麗な足技で抜き去る。そして右45度から強烈な左足で逆サイドネットに―――このゴールの凄さはさっき挙げたゴールそのものや状況に加えて、「ギャップ」が印象深い。このバスラーは右利きなのに、左足で強烈なキックをかますギャップ、そしてあの顔であんな華麗な足技を持つ(笑)ギャップ。当時高3だったが、いかにも当時のドイツらしい感じがして忘れられないゴールの1つ。観戦に行く度にこういうパワーとテクニックが合さった様なゴールを見てみたいと密かに思ってる。


 勢いで書いてしまったお陰で余計睡眠時間が減ってしまった。もう新幹線で爆睡だな。