浦和の得点シーンは
1.ポンテにエリア外からフリーでミドルを打たれる。
2.(マリノスから見て)左サイドを崩されてグラウンダーのクロスを合わせられる。
この2つ。これまでなら少なくとも2に関しては中澤や栗原が足を伸ばして撥ね返してたんだろうけど、今日は2人ともいなかった。これまでいかに個人の奮闘に頼ってきたか、裏を返せばチームとして相手の要注意人物をゴール前でフリーにしない、という基本も出来ていないという事も言える。
印象に残ってるのは、前半の終わり頃だったか松田がエジミウソンに1対1で抜かれた後、後ろから抱きつくように引き倒してファウルを取られたシーン。あのシーンほど年齢を感じさせたプレーは無かった。他の30代――河合、中村も時間が経つにつれて相手の動きに付いていけなくなるシーンの連続。もはや1試合の中で動けるのは6〜70分という所だし、シーズンを通して見れば全34節中の同じ位の割合だけ稼動出来る状況。
それでも今挙げた3人はフル出場。つまり若い選手が多いように見えてベテランの代わりになるだけの選手はいないという事になる。↑で挙げた割合は今後減りこそすれ増える事はない訳で、兵藤、狩野辺りが余程奮起しないと想像以上に深刻な事態となり、前にも書いたが来年が浮上出来るか否か最後のチャンスになる気がする。
この2チームは6年前はCSで優勝を争ったけど、今日はどちらも中位同士という立場。2年前の最終節では埼スタでマリノスが圧勝し、今日は浦和が日産で圧勝した。宿縁というか腐れ縁というか、そういう関係なのかもしれない。