Acta Diurna(2011/2/8)

U22代表中東遠征
 U22サウジ戦をドタキャンされて、クウェートのA代表と対戦する事になったようだが、JFAのリリースをよく見ると正式には「クウェート代表(リザーブ)」という。“B代表”や“選抜”とかの表現は聞いた事が有るが○○代表(リザーブ)て表現がまた胡散臭くていいな(笑)捉え様に拠ってはアジアカップでのベンチメンバークラスとも解釈出来るし、あるいは文字通りアジアカップの23人枠にも入らないようなB代表クラスのチームとも解釈出来る。この前アジアカップがあったばかりでいきなりまた召集して試合というのも非現実的なので、実際B代表相当なのだろうけど。


■宮市オランダデビュー
 粗削りだけど、跨ぎフェイントであっさり前のDFを抜き去るシーンとか視ているだけで楽しくなった。日本はウイングが育つ土壌に乏しく、サイドバックにポジションを下げるか、さもなくばプレーの幅を広げて中央もこなすようになるしかないので(内田篤人もU16の頃は右ウイングだったのが、ポジションを下げた。)、この選手に限って言えば高校から直接海外に行くのは正解だったのかも。フェイエノールトは低迷してるだけに手堅く中堅・ベテラン重用かと思っていたが、いきなり未知の若い外国人を起用するのをみると、今季は開き直って若手の成長に掛けているのかな。これで1年半程蘭で経験を積めば、丁度ロンドン五輪の頃には今迄日本に居なかったタイプのアタッカーが誕生してるかもしれないんで、それは楽しみだ。
 代表と言えば対戦相手には安田がいたが、この選手も器用に左右どちらも出来るので、長友とポジション争い出来る位になって欲しい。


ヴォルフスブルク監督解任
 解任された人の監督人生を振り返ると、山あり谷ありの典型パターン。
ミドルスブラでUEFA杯決勝進出
イングランド代表でEURO予選敗退
トゥベンテで蘭リーグ制覇
ヴォルフスブルク途中解任
ドイツで成功すればまたイングランドに帰れたんだろうけど、これで当分ドーバー海峡は渡れ無いだろうな。
 まぁここは今時チェルシーやマン・Cでもしないような金の(無駄な)使い方をするので、それに振り回された面はあったかもしれない。やたら新戦力(大物)を取るんだけど、それを機能させるかどうかは獲った後に考える、みたいな。こういう時こそ長谷部みたいな派手さは無いが安定感のある仕事人を使うべきと思うのだが。