懐かしい雰囲気

 今季のCLの中でも、ナポリのホーム試合は最近お目にかかれない雰囲気を醸し出してる。イタリアのスタジアムがここまで埋まるのは珍しいし、一線を越えたような熱狂も、ミランとかインテルみたいな『常連』には無いな。例えばCLアンセムの最後にスタジアム全体で“Champion!”と絶叫する辺りに。前のビジャレアル戦も良かったが、昨日のバイエルン戦はさらに(アウェーも)人が集まって見るからに濃い空間。

 欧州サッカーというものを初めて視た頃は、生中継なんて夢の世界でハイライトが当たり前だったけど、その短い中で試合の合間に映し出されるスタジアムは↑のような雰囲気だった。満員のスタンド、発煙筒、響き渡る絶叫―――もしかしたらそうではない試合も多く視ていたのかもしれないが、印象として今でも強く残っているのがそのイメージ。
 ナポリがCLに出るのは約20年振りらしいけど、まさに20年前の姿で現れたような、そういう懐かしさが。

 今セリエAダイジェストが流れてたら絶対ジローラモが現地レポートやってたはずだけど、つくづく惜しい。