大宰府・柳川行(2日目)

 2日目は叔父に天満宮まで送って貰い、天満宮→光明禅寺といつものコースを辿った後は西鉄で二日市に向かった。そこで往復+色々特典が付く割引切符を買って柳川まで。途中進行方向右手を見やると遠方に鳥栖市街、そしてベアスタが見えた。

 柳川は地図で見ると良く分かるが綺麗な掘割の城下町で、割引切符があれば駅から乗船場までバスで連れて行って貰える。まぁほんの5分程度なのだが。
 川下りは約70分と思ったより長かったが、途中船頭さんが橋下で声が響くのを利用して当地の民謡を歌ったり、同乗した関西から来たらしいオッサンが、その船頭のガイドに一々突っ込んだりしてなかなか面白い時間だった。そうそう同じ船の目の前には九州の大学院生らしい女子2人組がいて柳川藩の初代藩主である名将立花宗茂を知ってたりして少し驚いたのだが、色々な武将の話題になる中で伊達政宗を“マー君”とか言い出した時は本気で耳を疑った。同じ仙台という事で楽天マー君の事だろうと信じたかったのだが、残念ながらその思いは叶わず、あの独眼竜を指していたのだった。歴女という存在が実在する事を認識した瞬間であった。
 

 川下りの後は御花と呼ばれる立花家の別邸にある庭園や資料館を見学し、その後は割引切符に含まれる近くの宿の温泉入浴券を利用。この1ヶ月間足を伸ばして湯船に浸かる事が殆ど無かっただけに、あまりの気持ち良さに寝そうだった。風呂は宿の5階だったのだが、そこからは眼下に平野が広がって彼方に有明海島原半島が見えるなかなかの景色。
 温泉の後、最後に当地の名物である鰻のせいろ蒸しを食した。

御飯が最初からタレで浸ってるのが普通の蒲焼との違いで、食後は駅に戻って帰路へ。天神手前の薬院で降りて付近を散策しつつ今週の旅程を終えた。