天皇杯2回戦 横浜M×YSCC(三ツ沢)


 午前中にスポセンで少し走った後に三ツ沢へ。着くと普段より人の入りも少なく、久々の昼開催試合と言う事もあってか、かなり長閑な雰囲気だったのだが、そう思った矢先にBGMでユーミンが流れて飲んでいた野菜ジュースを吹きそうになった。試合前の通り雨は10分程で止んだのだが、雨の後は日が照りつけて猛烈に蒸される始末。

 今日の相手は同じ横浜に本拠を置き、下部組織やセカンドチームも保有するスポーツ組織なのだが、セカンドチームが友人達が所属する社会人チームと去年、今年と連続で対戦している事もあって、そのトップチームの力は如何ほどなのか興味が有った。今季JFL初参戦で現在4位とJ準会員チームクラスの力は有りそうで、去年のカマタマーレ戦の様な展開も有り得た。(後半30分過ぎまで0−1⇒中村投入で3−1逆転。)

 そもそもどんなサッカーをするのかも分からない状態だったが、試合が始まると、最終ラインから繋ぐサッカー。最後のフィニッシュではさすがに中澤等がカバーしたり、絶好機と呼べるものはあまり無かったが、マリノスのプレッシャーにも動じずに落ち着いてパスを回していくのはさすがJFL4位だけはある。前半半ば過ぎにオフサイドトラップのかけ損ないで抜け出した小野に決められ、そのまま1−0マリノスリードで終了したが、シュート数では上回った。
 後半早々にCKからマリノスが追加点を上げ、体力的にYSCC厳しいかと思っていたら、左サイドからのクロスをボレーで合わせて1点返す。丁度その時間は金井に代わって中村が後半から出場し、兵藤が右SBにシフトしていたのだが、そこを突かれた形。その後はPKとカウンターでマリノスが2点を追加したものの、YSCCはロスタイムに丁度UAE戦のハーフナーのゴールに似た形で左サイドのクロスから頭で合わせて4−2で終了。
 観た印象だと去年天皇杯で対戦した松本山雅よりも良いサッカー。選手個人の経験、レベルを考えたらこれはかなりの事。あのサッカーをマリノスがやれば良いのにと思った位で。応援も下部組織の子供達も総出でやって来ていて、いいクラブだなと。

 マリノスについて。カップ戦は結果が全てという意味では4点取って結果を得たのでまずは良しという感じだが、今日もやはり2失点したのは厳しい。時間が経つ程体力的に有利と思っていたが、暑さも有ってマリノスの方もスペースが空いてきてボールを回される場面が多かった。ドゥトラが当たり負けしてボールを失い、中澤もスピード勝負で抜かれる等これがJ1レベルの相手だったらゾッとする場面が何度かあった。今後も厳しい試合が続く予感。