英国について

スコットランド独立の是非を問う住民投票実施へ 英国

 サッカーでは英国4協会は独立した代表チームを持っているので、例え独立してもサッカー界にあまり影響は無いとは思うが、英国内の帰属意識ってサッカーでは独立(統合拒否)傾向が強い反面、他の種目ではそうでも無かったりするのが面白い。ロンドン五輪でもサッカーは結局『チームGB』に参加したのは男子はイングランドウェールズ、女子はイングランドスコットランドのみだったが、テニスでスコットランド出身のA・マレーが金メダルを取った時はユニオン・ジャックを掲げていたりする。

 やはりサッカーとかラグビーとか、最初から分離していた種目は今後も統合する可能性は無いだろうなと昔のサッカーの映像を視て気付かされる事があって、90年のイタリアW杯頃まではイングランドサポーターはイングランド聖ジョージ旗(白地に赤十字)だけでなくユニオン・ジャックを掲げているのも結構いるんだが、年と共にその割合が減って今は殆どセント・ジョージ旗のみ。やはりサッカーでは独立傾向が薄まるどころか増してるのだろうか。もし独立が決まったらユニオンジャックも変更されて、聖ジョージ旗と(北)アイルランド聖パトリック旗(白地に赤の斜め十字)のみになるから、白地に赤の十字と斜め十字で青が消える事になるが。

 そうそう独立投票は2014年に予定されているらしいが、それに影響を与える(かもしれない)イベントが13年にある。来年はFA創立150周年という事でCL決勝を11年にしたばかりなのにまたウェンブリーで開催したりするのだが、イングランド代表も夏にスコットランドとウェンブリーで対戦する。
 前回対戦したのはEURO2000のプレーオフだったが、H&Aの2試合ともアウェイ国の国歌には凄まじいブーイングだったらしい。当時雑誌でイングランドのインスだか誰かが『(ブーイングで)国歌が聞こえず、歌い終わったと思ったら隣の選手はまだ歌ってた。』とあり、どんだけの音量だと思ったのは覚えてるんだが、探してみたらイングランドホームの試合だけあった。↓の冒頭部分。


 あくまでサッカー界の話ではあるがもし来年の対戦でもこのような状態だったら、少なくとも独立派は利用するかな。