CWC決勝

 昨日は選挙に行った後、横浜国際まで決勝の雰囲気だけ感じに行った。特に思い入れも無いチームの試合に最安でも9000円などさすがに出せないわ。しかも唯でさえピッチから遠いこの競技場の、最も安い(≒最もピッチから遠く離れた)場所になど。
 行くとまぁ殆どコリンチャンスのホーム状態だった。このバスの数の多さよ。彼らが広場を占拠する一方で、チェルシーユニを着た日本人の集団がコンコースの端の方に静かに固まっていて、おそらく日本のファンクラブ会員辺りかと思うが、その姿は涙を誘うものであった。



 動画等で現地や豊田での熱狂は知っていたが、いざ目の当たりにすると凄いものだな。現地から1万数千人、そして日本在住のブラジル人を含めれば少なくとも2万以上、つまり決勝の観客の3分の1はブラジル人という事か。よくブラジル代表が欧州で親善試合を行うと、スタジアムには何処から来たのかブラジルのサポーターが結構いて不思議なのだが、純粋にブラジルサッカー好きという現地のファン以上に出稼ぎとかで国外にいるブラジル人が結構いるんだろうな。ブラジル自体、人口は2億近くいるから、海外在住者もかなりいそうだし。

 そういう事情はあるとしても、ブラジルから1万以上やって来たのも事実な訳で、こういう時に、クラブの格というか規模が分かって面白い。今回のコリンチャンスは初の南米制覇という高揚感が来日する背中を押した要素はあるにせよ、去年のサントスや過去に来たインテルナシオナルサンパウロと比較しても断トツに多かった。比較出来るのはアルゼンチンのボカ位か。ブラジルのクラブは普段情報に接しない分、何処も同じ位の人気なのかと錯覚するが、ここがブラジルでもフラメンゴと並んで1、2を争う人気というのがよく分かった。
 欧州もそれは同じでチェルシーはやはり有名選手が多くて知名度は高いけど、やはりここ15年位の新興クラブというか成り上がりなんだろうなと。これがマン・U、バルサ、レアル、後は(最近振わないが)リバプール辺りなら、過去築いた栄光でファン層が厚いからまた違うと思うが。後はCL制覇は現実味が薄いとは言え、セルティックももし来日する事になればかなりのサポーターが来るかな。同じケルト系という事で02年にはかなりのアイルランド人が横浜にやって来た前例もあるし。

 そんな感じでスタジアムを後にした。東ゲート前広場には大会トロフィー+各大陸のトロフィーも展示してあったりしてそれだけでもなかなか楽しめた。