天皇杯準々決勝 名古屋×横浜M(瑞穂)


◆名古屋行
 つい勢いで行く事に決めた。前日は風邪を引いて一日寝込んでいたのだが幸い一日で快復し、早く起きてしまったので6時台の新幹線に乗り、8時前に名古屋に着いてしまった。
 もう名古屋は今年3度目で、かつ主な市内の名所は見てしまったので、試合の始まる13時までどう過ごそうか思案したが、大須に行く事にした。大須観音だとか商店街は聞いた事があるので有名なんだろうなという漠然とした理由ではあったが(苦笑)
 地下鉄駅を出て徒歩数分の大通り沿いに大須観音はあった。それなりに規模の大きい社だったが、それに隣接しているアーケード付きの商店街というのがまた大きく、ブラブラ歩いているだけで時間を潰せそうなほど。昼時にはまだ早かったので飲食店は開店前だったが、午後〜夕方は相当人で賑わうんだろうな。
 


◆試合
 大須から地下鉄を乗り継いで瑞穂競技場へ。丁度1年前(2011/12/24)も同じ瑞穂で同じカードの同じ天皇杯準々決勝を観て、この時は0-0の後PK5-4でマリノスが勝ち上がったのだが、今日も試合が0-0のまま進むにつれて後半半ば過ぎから徐々にPKの予感が増していった。
 内容は名古屋が押し気味だったが、マリノスの守備は集中力が高く、名古屋のシュートはDF陣がブロックし、その先も飯倉が防ぐなどかなり固かった。ただ浦和戦同様攻めはカウンター一本やりでそれも常にその場のアドリブという感じだったので、決定機はあまり作れず。試合終盤は名古屋の運動量が落ちてきて何度かチャンスはあったのだが、決定的なシュートは楢崎がファインセーブしてこれを防いだ。
 今日の楢崎は凄かったな。今季はさすがに年齢による衰えを感じさせるプレーも幾つか見受けられたんだが、今日はノーミス。特に延長後半のラストプレーにマリノスがゴールエリアすぐ外でFKを得た時は、2か月前の豊田スタジアムの再現かと思ったのだが、枠に飛んだシュートを左に飛んで防いだ。同じ失敗は繰り返さないというベテランの意地か。
 ただこの人PKに強いイメージは無いんだよな。代表でもPK戦と言えば川口で、楢崎はシドニー五輪準々決勝や07年アジアカップ3決といい印象が無い。今日も決めればマリノス勝ち抜けという5人目の小野のキックを止めたとは言え、それ以外は逆を突かれる事が多く、試合はPK7−6でマリノスが準決勝へ。スコアとPK決着すら昨年の再現であった。

 瑞穂はメイン以外のスタンドの傾斜が緩く、風が吹き曝すので去年の試合はクソ寒く、今年は念入りに防寒対策をしていったら、それ程ではなかった。名古屋では無く、東京に戻ってから飲んだんだが、17時過ぎに名古屋にいたのに19時半には東京の店で乾杯していたので、やっぱ名古屋は日帰りに限る。