熱はほぼ平熱まで下がったが、鼻と喉はまだ快復度50〜60%といったところ。水が無くなったので買出しに2日ぶりに外出したが、スーパー往復の10数分程度でもまだきつい。昨日、今日と好天なのが恨めしい事だ。
先日マリノスから谷口(と狩野)が柏へ完全移籍する事が発表されたが、1/9記事の追記でも書いた通り、谷口がどう柏のサッカーに組み込まれるのか、更に言えばどのポジションで使われるか興味深い。
この選手ほど技術や身体能力を持っている割に使い所が難しい選手もいない。水準以上の高さと強さ、技術があり、2列目、3列目からゴール前に飛び込む積極性もありながら、マリノスではどのポジションでも帯に短し襷に長し、てな具合で、最終的には高さ、強さを買われて終盤のパワープレイ要員になってしまった。明らかに能力(と年俸)に見合わない役割。ただそれはマリノスに限らず、北京五輪代表時代もそうで、確か1トップの後ろの位置だったと思うが、あまり得点力を発揮出来ないまま終わってしまった。
トップ下だと得点力に難があり、かと言って1列下げると日本でダブルボランチの場合、1人はアンカー、もう一人は司令塔タイプを置く場合が多く(北京五輪代表では本田拓と梶山、マリノスなら富澤と兵藤(中町))、谷口みたいな上下動するタイプはうまくハマらない。だから昨季のマリノスでは最前列に置かれたんだろうけど、元来FWでは無いからDFの裏へ抜け出すor背負ってのポストなどは上手くないので、必然的にラスト10分のパワープレイ要員くらいしか場所が無かった。
思うにこの選手はプレミア向きなんじゃないかと思う。プレミアで通用するかどうかはまた別だが、タイプ的にジェラード、ランパードみたいな「センターハーフ」というのが一番似合う気がする。これまで一番輝いていたのはフロンタ時代の、3トップの後ろの3ハーフにいた頃だったし。アンカーでも無く、司令塔でも無く、かといってトップ下ほど得点力も要求されない2.5列目とでも言えるようなフリーなポジションが一番似合うな。
川崎時代はチーム構成が幸運にもタイプと合致してたけど、柏ではどうなるかね。今時点の予想を言えば、既にレドミ中心に完成されているチームに移籍するのは、それこそ中村中心のサッカーであるマリノスに移籍した時とそう変わらないので、出場機会はそう変わらないのではないかと思うが・・・。もしこれでうまくハマったら、ネルシーニョはやはり凄い。