J1第2節 清水×横浜M(日本平)

barcaw2013-03-09
◆静岡へ
 当初は予定に無かったのだが、前日の22時過ぎに行く事を決めた。これが例えば名古屋、新潟、甲府辺りの距離感なら違ったと思うが、清水位ならこういうノリで決められてしまう。
 という事で10時半品川発のこだまで向かったのだが、途中駅に停車する度に通過待ちを食らい、静岡まで1時間以上掛かった。静岡に停まる本数自体1時間に2本程度だし、こういう時にJR東海がいかにのぞみ優先でダイヤを組んでいるのかを実感する。
 日本平に行くのは今回で4度目だが、毎回観戦+静岡駅で少々買物するだけなので、今回は何処か1個所位観光名所を周ってみたかった。あまり時間も無かったので、静岡駅に近い駿府城へ。行くと周囲は堀と石垣、櫓に囲まれてはいるものの、中は都市によくある中央公園といった風情だった。ワンカップ片手にベンチに佇むオヤジや、野外イベントも行われたりしていて、長閑な雰囲気。これに限らず静岡の人は(より西の地方に比べて)穏やかというか温和だ。


 この時点で既に気温20度越え。駅に戻り、シャトルバスでスタジアムに向かった。途中海沿いの道を走ったのだが、駿河湾の絶景に見とれる反面、近い将来起こるであろう東海地震を思うと、不気味さもあった。少し渋滞にハマったりもしたが試合開始10分前にようやく到着。

余談だが、普通シャトルバスと言うと出来る限り人を乗せるものと思っていたが、このバスは路線バス形態の車両でも全員着席だった。30分以上掛かるからなのかもしれないが、一昨年の熊本KKウイングや去年の熊谷で観た帰りはスシ詰めの中30分立ちっぱなしだったしな・・。まぁ地域の特性があって面白いなと。

◆試合
 結果から書くがまさか5−0とは思わなかった。清水の前節の試合は結果と得点シーンしか視ていないので、アウェイで0−2から追い付くのは凄いなと思っていたのだが、観るとあまり連携が無く、個々の能力でどうにかするという去年のナビ杯での印象からあまり変わらなかった。マリノスが苦手とするのは人とボールが動いて崩すサッカーで、逆に単純なクロスだったり個々の突破に頼るサッカーとは相性が良い。今日は3点目が入ると個々の奮闘が空回りしてまともにボールを繋げなくなり、奪われては浅い守備ラインの裏を突かれて決定機を招く悪循環。昔ドイツがイングランドに1−5で大敗した時もこんな感じだった。丁度その時のオーウェンの役割が今日はマリノスの齋藤だったな。
 という事で今日は3点目で勝負決した感があるのだが、2点目の兵藤のループが一番印象深い。シュート前の右足での完璧なボールコントロール、あれだけで日本平まで来た価値があった。後で映像を視ると、フリーでボールを受ける前に相手DFの視界の外を動いており、その動きの質も高度だった。これが継続出来れば間違いなく代表クラスなのだが。

 後半からは久々に会う静岡の友人も合流して一緒に観てたのだが、清水ユニを着ていたのに少し驚いた。今日は来れなかった別の静岡の友人もそうなのだが、学生時代はあまり清水サポの印象が無かったので余計に。やっぱ地元に戻ると自然とそうなるのかもしれないが、言葉に表し辛いが、そういうのは何か良いよな。