コレオグラフィー

 CL4強は西2、独2か。最近のドイツ勢はクラブも代表もシルバーコレクターなので今回は優勝して欲しい。(最後に欧州/世界で頂点に立ったのは01年のバイエルン。)準決がどのような組み分けであろうと、レアルは決勝に来そうだけど。バルサはパリ相手に結局2戦2分だし、ベスト4が限界に思える。

 その4強を決めた準々決勝だが、ドルトムントサポーターが見せたコレオグラフィーの完成度が高かった。

 ビッグイヤーを模ったスタンドのコレオを背景に、双眼鏡で眺める男の幕を上から釣り上げる形。「優勝は視界に入っているぞ」というメッセージかな。(全く関係ないが、この双眼鏡男の口元や帽子を見てジョジョ7部を思い出した。)
 それはともかく、幕を釣って立体的に見せるというのが興味深かった。Jでもそうだが、コレオというのはどのチームも最初はクラブカラーの縞模様などシンプルな図柄で、慣れて来ると次の段階として文字や数字を出したりする。さらにレベルが上がると今年の天皇杯決勝の柏の様に途中で文字色を変えるとか、エンブレムの様な複雑な図柄を表したりするのだが、さすがに表現出来るのはこれで限界だろうと思っていた中での↑。
 
 このタイプを初めて見たのは去年のガラタサライの試合だった。

 これが1つの進化系なんだろうな。ゴール裏に屋根が無いと釣るせないという制約はあるが、おそらく日本でももうしばらくしたらこの手を試みるクラブは出てくると思う。スタジアムの構造上出来そうなのが、首都圏のJ1に限ればマリノス、FC東京、川崎位か。(加えて屋根に紐を付ける作業もあるだろうから結構大掛かりになってその調整も大変。)レベルの高いコレオを見せる浦和も埼スタゴール裏に屋根が無いからその点では厳しい(メイン、バックなら可能かもしれない。)。日産スタジアムはいつも(観客2万5千弱)は2階席も半分程度の埋まりでコレオをしても迫力に欠けるが、3万を越えるとゴール裏2階席もほぼ埋まるので、その中で出来れば見栄えがする
 そういえば今週末は川崎戦という事で随分煽ってるけど、コレオ他スタンドも何かするのかな。