今季の欧州サッカーは2位以下に圧倒的差を付けて数試合残して優勝が決まるリーグが多いが、ポルトガルリーグの展開は去年のプレミア並みに面白い。
状況を整理すると、開幕からベンフィカとポルトが無敗を維持したまま競っていたんだが残り27試合(全30試合)消化の時点で引分け数の差でベンフィカが勝点4差で首位。ポルトのホームで直接対決が残っているが、ポルトの自力優勝の可能性はこの時点では無かった。
■27節終了時(4/29)
1.ベンフィカ 勝点73
2.FCポルト 勝点69
しかし28節にベンフィカ△、ポルト○で差は2に縮まる。
■28節終了時(5/6)
1.ベンフィカ 勝点74
2.FCポルト 勝点72
そして5/11にポルトホームで直接対決が行われ、ベンフィカは勝てばその場で優勝決定だったが、ロスタイムに決勝点を決められ、逆に首位陥落。
■29節終了時(5/11)
1.FCポルト 勝点75
2.ベンフィカ 勝点74
残すは最終節のみだが、ポルトは3位相手、ベンフィカは15位(16チーム中)相手と言う事でまだ分からない。だが、ベンフィカの監督はサッカー雑誌でもポルトの監督より評価が高く、今季はリーグ首位、ヨーロッパリーグ、カップ戦で決勝に進出してまるでポルトガル=ベンフィカの様な書き方だったのだが、去年のバイエルンみたく全部逃すような気がする。欧州カップの決勝は過去8度進出しているが、最初の2度勝って以降6連続で敗退してるらしいし。
個人的にポルトガルはFCポルトの方が商売上手で勝負強い印象で(フッキをJから獲得してその10倍くらいの値でロシアに売却したりとか。)、このベンフィカの監督は(良い監督ではあるにしろ)過大に評価されてるかなと思う。↑の雑誌の評価も読んでてずっと違和感拭えなかった。
と言う事でリーグはポルト、ELはチェルシー、カップはギラマエスに是非優勝して欲しい(笑)
下記動画はポルトの決勝点のシーン。ゴール直後、膝を付くベンフィカの監督の姿が印象的。