J1第1節 甲府×鹿島(国立)


 たまたま昨日、今日の昼に新宿に行く事になり、ならついでに総武線で2駅の国立も行ってしまおうと。元々1日の試合はACL組との兼ね合いもあって珍しく首都圏開催が柏のみという状況から甲府が大雪で小瀬が使えず急遽国立開催となった事を考えれば、これも何かの縁かなと。さすがに雨が本降りならキャンセルするつもりだったが、幸い13時過ぎには雨も殆ど上がったので2週連続の千駄ヶ谷へ。

 ついたのは試合直前でスタメンも確認していなかったのだが、甲府に元名古屋の阿部がいたのには驚いた。てことは名古屋は右の田中(→松本)、CB増川(→神戸)とDFラインごっそり入れ替えた訳か。それはともかくとして鹿島はCBが青木と昌子で、ファンサカで山村を入れた俺は早くも出鼻を挫かれた形となり、前半10分にはこれもファンサカで一旦メンバーに選びながら最終的に外したダヴィがCKから先制点を決めた(しかも今日はもう1点決めている)。前半にはまたCKの混戦から遠藤が決めて2−0。観ていてもオリベイラ時代ほど背筋をゾクッとさせるコンビプレーや全員の連動性は感じないのだが、いつのまにかチャンスを作り、ゴールを決め、勝ってしまうというこれぞ鹿島というような試合展開だった。
 後半早々にはFKから昌子が合わせて試合を決め、ロスタイム4分の終了間際にまたダヴィが決めて最終的には4−0。この試合に限っては一昨日の展望通りダヴィが良い意味で爆発して今季の鹿島は上位争いには食い込みそうではあるな。そう言えばこのダヴィは鹿島の前に甲府にいたが、今日座った席(メイン甲府側)の2〜3列後ろにブラジル人と思しきオヤジがいて、ダヴィが近付いたりゴールを決めたりする度にポルトガル語で何かまくし立てていた。何を言っていたかは分からないが確実にネガティブな意味の内容ではあったと思う(笑)

 甲府は、このチームこそ大雪の影響を受けたチームであり試合開催地まで変わったのは同情してしまうが、それでも結果は結果として残るのも事実。ジウシーニョがボールを持てば何かしら起きるし、シュートチャンスも何度かあったのだが、最後のフィニッシュが甘かった。最後に点を取れるかどうかが残留と降格を分ける事を考えれば、クリスティアーノがせめて10点以上取らないと苦しい。FWと言えば今日途中出場した盛田が最前線に入ったのだが、この人も今はDFだけど元々ストライカーなんだよな。大卒新人で浦和に入った時は当時の監督原博美氏が現役時代の自分に重ね合わせてかなり熱心に指導していたのに点を取れず、その年に浦和が降格したので今でも印象に残ってる。今日は前線で上手くボールを収めていた。

 雨は上がったものの前日とはまるで違う寒さに、やっぱり帰りはホープ軒へ。