ブラジルW杯展望7(スペイン)

気が付けばもう開幕まで3日を切った。ここでようやく前回優勝国を。

1980:シャビ
1981:カシージャス、S・アロンソ、ビジャ
1982:レイナ
1983:
1984:F・トーレスイニエスタカソルラ
―――――――――――――――――――↑今年30歳↑―――――――――――――――――――
1985:ファンフランアルビオル
1986:D・シルバ、S・ラモス
1987:ピケ、セスク、ペドロ
1988:マタ、ブスケッツ、J・マルティネス、D・コスタ
1989:J・アルバ、アスピリクエタ
1990:デ・ヘア
1991:
1992:コケ

 EURO2008から優勝続きだが、この国は中心選手こそシャビ、イニエスタカシージャスらで変わらずも大会の度に数名の新戦力が台頭するという、継続性と新陳代謝バランスが絶妙。EURO2008で優勝した後にピケ、ブスケッツ、ペドロらバルサ勢を加えてW杯制覇し、その後は左SBのJ・アルバが代表入りしてEURO2012で優勝と。今回はと言うと、丁度4年前はバルサ全盛でそのメンバーが入ったように、今回はA・マドリー勢、D・コスタ、ファンフラン、コケの3名が主力級に活躍すれば上位に進出出来るはず。個人的にはジョレンテの落選は残念だった。ポストプレーヤーは得点力がそれほどない事もままあるが、この選手はビルバオでもユベントスでもしっかりリーグで15点取ってるし、外国での経験は貴重だと思うので。F・トーレスみたいな年を経る毎にネタ化が増していくようなのを選ぶくらいなら是非呼んで欲しかった。

 今回も隙は無いなと思いつつ、優勝となるとさすがに厳しいか。前回はギリギリの勝負をビジャの異常な決定力で乗り切ってきた訳だが、W杯はEUROより相手の良さを消し合う我慢比べの時間が多いように思う。D・コスタが爆発すればもしかしたらと思うが、おそらくは1点差、あるいは延長、PKなどほんの僅かな差によってベスト4で敗退と予想する。