J1前期第11節 横浜M×新潟(日産)


 今節は東ゲート広場で復興支援の焼き秋刀魚が振舞われた。例年通り代金は各々の寄付で代替という形。震災以降、毎年5月に必ずこのイベントがあるのだが、何故かいつも暑い位の好天に恵まれる。今回は日曜だったが昼時だったのもあって麦酒が進んでしまった。

 今日の試合は去年の33節とほぼ同じ内容で、結果も同じ1−0マリノス。新潟はよく組織立って攻めるのだが最後のフィニッシュの精度やアイデアが少し欠けていて、後半にその隙を突いたマリノスが先制してそのまま逃げ切るという形。天の入った時間も去年は後半13分、今年は後半16分とほぼ同じ。
 新潟の中盤はレオ・シルバは相変わらず攻守に質の高いプレーで、その他山本、小林らも運動量豊富な好選手だが、FWはもう一歩というところ。指宿と山崎の2トップだったが、指宿は去年よりポストの精度が向上しているように見えたし、山崎もいいドリブルを持っているのだがやはりラファエル・シルバの不在は大きかったな。そうそう右SBの川口は喜田と共に11年のU17W杯メンバーだが、実は準々決勝のブラジル戦でアデミウソンと対戦してる。その時はダイナミックなプレーだなと思ったが今日はオーバーラップやクロスなど全体的に少し思い切りが欠けていた。このポジションはアギーレ時代に代表にも呼ばれた松原(大分出身の09年U17W杯メンバー)との争いだが、酒井高徳に続く新潟産SBとしてまずはリオ五輪代表で活躍を祈る。

 マリノスは点を取った前後の時間はそこそこ良いプレーが続いていたが全体的には守り勝ちという試合だった。試合後にハイライト映像が流れるのだが、いくらマリノスの攻撃しか流さないとは言え前半が1シーンのみ、後半もゴールシーン含めて2〜3シーン程度というのはさすがに(苦笑)

 今日は「お誘いチケ」という年に1〜2回ある年チケ会員への割引販売(要はこれで友人を誘ってくれという)試合だったが観衆は19784人。GW直後(人によっては最後の)の日曜開催とは言えお誘いチケ対象試合で2万を割るというのは年チケ会員が誘わなかったか、誘っても来れなかったということなのだろう(自分は後者のパターン)。今季もこれからガンバ(宇佐美、遠藤)、FC東京(武藤)、浦和などが日産に来ればこれより増えると思うが、以下の表の様に今季のホーム戦観客数が開幕戦や三ツ沢開催を除くと日産では2万前後で推移しているのを見るにつけ、今のマリノスの固定客というのはアウェイサポ数(川崎戦を除けば凡そ3000〜4000人か)を引いた15000〜16000人といった所か。そしてここ数試合はおそらくその常連でほぼ固定されているのだろうという推測も。自分は大体いつも同じような場所に座っているが、周りも結構同じ顔ぶれだったりする。

【今季のホーム戦観衆】
3/7 vs川崎 :38,127
3/21vs鳥栖 :13,529(三ツ沢)
3/28vs清水 :10,192(三ツ沢、ナビスコ杯)
4/12vs仙台 :20,207
4/25vs湘南 :20,388
4/29vs広島 :19,284
5/6 vs名古屋:22,514
5/10vs新潟 :19,784