CS+歌謡祭

 CSが地上波中継という事でF●S歌謡祭と8:2位の割合で視ていた。歌謡祭については中山■穂が久々歌番組登場という事で相当(主に顔の)“コンディション”を整えてきたんだろうなというのと、A▲Bの楽曲は良い曲を聞いた後の箸休めにもならない代物なのを再確認した事、そして桐○健太を見るとどうしても高◇東生が自動的に連想されるという程度だったが、まぁそれはそれとしてCSについて雑感をば。

・広島は毎年(主に浦和に)主力を引き抜かれてる中であの水準を維持出来るのは素晴らしい。思うに12年以来維持してきた千葉―青山―佐藤寿人の縦のラインこそが生命線なのだろうな。千葉は北京五輪代表立ち上げ当初はレギュラーで、4バックのCBなのに試合中ガンガン前に出て行くプレーは今でも覚えているが、そういう資質とあの独特な広島の3バックとの相性が良かったのだろう。昔懐かしいリベロが指揮するドイツサッカーの現代版という感じ。思うにこのサッカーの源流であるミシャは旧ユーゴ出身ながらオーストリアでの選手・指導者歴が長いが、ドイツ語圏のオーストリアもドイツの様に長らくリベロを置いた3バックだったので、影響を受けたのかもしれない。

・ガンバは退場までは理想的な試合展開だったのだが。パトリック途中出場で一気にギアを上げて試合を決めるというのは開幕前のスーパー杯でも実証済み。2−2ならまだしも最後の1点が痛かったな。これで次は1点差勝ちなら3点以上、あるいは2点差以上で勝つ必要があるが、やはり最近コンディション停滞気味の宇佐美が最後にひと踏ん張り出来るかどうかだな。もしゴラッソで先制でもすればまだ分からない。

・先制点の長沢は4年前は熊本にレンタル中で試合を観ていた。この選手は88年生まれだが、生まれ年的に今日引退表明した鈴木隆行師匠の系譜に連なると密かに思っていた。前線での献身的な守備、FKゲット、そしてたまにゴールを決める重要な役割。尚、そのゴールは強豪相手や重要な試合である場合が多い。

■師匠枠
1976年:鈴木隆行
1980年:巻誠一郎
1984年:矢野貴章
1988年:長沢駿
1992年:杉本健勇(※予定)

何故か4年置きにこうしたFWが現われる。W杯では02年鈴木、06年巻、10年矢野と来たので14年は長沢だと思っていたのだが。ちなみに杉本健勇は単にゴールが少ないだけで守備や献身性はまだ師匠の域には達しておらず、更なる精進が必要。

・この試合が万博のラストゲームになるのかな。3年前に行っておいて良かった。チームの強さに似合わずスタジアムは地方の新興Jチームの様な典型的な古い陸上競技場だった中で、来季は一気に日本トップクラスのスタジアムになる訳だ。日程次第だが、水曜開催とか余程の事が無い限り行ってみたい。

・余談だが、ミシャのWikiページを見ていたら現役時代に旧ユーゴ代表歴が1試合あるとあり、もしやと思ってその試合の記録を見たらやはりハリルホジッチもその試合に出ていた。1980年11月に行われたスペインW杯予選のイタリア戦。2人は共にベンチスタートで後半に途中出場。更に余談だがスタメンにはボロ・プリモラツというDFが出ているが、この人物はベンゲルの右腕として名古屋時代からコーチとして活躍し、今もアーセナルのベンチに座っている。オシムストイコビッチといい、旧ユーゴは何かと縁が深い。