高校選手権1回戦 新潟明訓×那覇西(フクアリ)


 今日は自宅の荷物を運ぶ為に実家から車を出したのだが、天気も良かったし掃除も終わった今は大晦日と言っても昼間はあまりする事も無いのでどこかドライブにでも行こうと思い立った。地図を見ながら思案した結果、フクアリで選手権観戦→房総を回ってアクアラインで帰るルートに決定。フクアリ最後に行ったのは6年半も前になる。千葉が昇格すればまた行こうと思いながら毎年昇格を逃しているため、いつの間にか時間が経ってしまった。首都高は思いの外空いていて1時間半もかからず現地到着。近隣にはジェフの練習場が。マリノスとは金井⇔比嘉の交換トレードの形になったが果たして・・・。

 フクアリはこれまでアウェイゾーンしか行った事が無かったので今回初めてメイン、バック他場内を色々巡った。屋根も付いているし、三ツ沢がこの様なスタジアムだったらと思わずにはいられない。

 今日の両チームについては全く予備知識ないまま試合が始まったのだが、どちらも積極的に仕掛ける好チームだった。どちらかと言うと新潟明訓の方が相手ゴールに近付いてはいたが、どちらも相手と1対1になった時にスピードに頼った単調なリズムで抜きにかかるのではなく、トラップやボールタッチの間合いをずらして上手く相手をいなしつつ、ボールを前に運んでいたのが印象深い。終盤まで0−0が続いたが観ていて全く飽きなかった。
 試合は新潟明訓がFKをポストに当てるもののそのこぼれを押し込んで先制、アディショナルタイムには那覇西のリスク覚悟の攻勢の裏を突いて追加点を挙げて2−0で勝利した。いい試合だった。

 近年は2試合連続で観ると体が冷えてくるので1試合で帰るのだが、今日の第2試合は東福岡なので前半だけ観ることにした。で、試合が始まったのだが、ちょっとレベルが違うというか、第1試合と比較しても別格なのが明らかだった。さすがプレミアウエストで優勝争いするレベルというか。これで中島(横浜M)、増山(神戸)がいた去年に比べてタレント力は落ちているという評価らしい。前半だけでも圧倒的に押し込んでいたのだが、次戦以降を見据えてフルパワーでは無いとすら。またスタンドの応援団も男子校の太い声の応援で相手を圧倒していた。野球の横高もそうだが、男子校の野郎共の応援は好きだわ(笑)応援と言えば第1試合含めJ1チームのチャントがかなり借用されていた。特に松本山雅のは複数の学校で使われていて、やはりJ1効果は大きいんだろうなと。

 フクアリを出た後は房総半島に向かって進んだ。単純に内房を回るのではなく、少し内陸部に行って圏央道を通ったり。途中高滝湖という人造湖があったのは新たな発見だった。そこのPAではクリスマスツリーとしめ飾りを折衷したいかにも日本らしい飾りがあったが(笑)鹿島に行った時も感じたが、千葉も内陸に入ると長閑な風景だな。

 圏央道からは木更津を越え海ほたるへ。東京湾は羽田を離着陸する航空機のルートなので、上空を次々に過ぎ去っていく。特に辺りが暗くなった頃に標識灯を点した飛行機が連なる光景は壮観で、また千葉側から見る東京〜神奈川の街並みというのもなかなか新鮮だった。日の入りには間に合わなかったが、夕陽に染まる空を眺めつつ、2015年最後の黄昏に浸った。

 海ほたる内部では謎のアイドルのライブも行われていた。すぐ傍にいた子供(推定5〜6歳)が「誰?」と隣の母親に聞いていたのだが、それに対する「売れないアイドル」というあまりに正確で残酷な回答には笑いを堪えられなかった。アクアラインからは湾岸線を通り、帰路へ。

 毎年年末には観戦の振り返りも行っているが、今年のエネルギーはもはやここまで。明日以降書きたい。