J1第22節 横浜M×鳥栖(三ツ沢)


 マリノスのホーム試合を観に行くのは7/12の天皇杯沼津戦以来なので(天皇杯は地元のサッカー協会主催なので“事実上の”ホームという位置付けだが)、かなり久々な感覚があった。さすが夏休み中だけあって三ツ沢はフルハウスだったが、観衆は12,764人。普段からマリノスの試合に行っている固定客、コア層の数もおそらくこの数字に近いと思われるので、そういう常連組だけで三ツ沢は埋まり、それ以外の「今日は夏休みだしマリノスの試合行ってみようか」というような層の枠は限られる。つまり今の三ツ沢開催は普段日産でピッチから遠い場所からの観戦を強いられている常連客への特典のような位置付けなんだな。ここに行く度にどうにかして増築出来ないか(例えばホームゴール裏スタンド、メインスタンドとホームゴール裏スタンドの間など)妄想してしまう。

 今日は鳥栖戦だが、鳥栖相手は常に1点勝負というイメージがあるのだが調べてみるとリーグ戦で過去11試合戦って勝敗の付いた10戦全て1点差だった。スコアも

○1-0:3試合
○2-1:3試合
●0-1:3試合
●1-2:1試合

この4パターンに集約される(笑)
 最近のマリノスは前半0-0で後半勝負というパターンだが、今日は前半早々に先制。カウンターから山中が左サイドを駆け上がって斜め45度からシュート、権田が弾いた先にウーゴが飛び込んだ。試合前の練習を観ながら友人と話していたのだが、山中は初速がかなり速い。左サイドで齋藤とのコンビネーションも悪くないし、強烈な左足という武器もあるので守備を磨けば代表候補リストには入るのでは無いかと思う。
 最近の傾向からして前半で先制したのは儲けものという感じではあったが、鳥栖も何度かチャンスを作る。前線の左から田川、イバルボ、趙東建のFW陣は皆体格があるだけではなくスピードやテクニック、コンビネーションもあって迫力があった。田川はこの前のU20W杯にも出た選手で、小川が負傷離脱した為に前線のターゲット役として起用されていたが、本来はサイドからゴリゴリドリブル突破するタイプのようで、前半半ばにイバルボとのワン・ツーでエリア内に侵入してフリーでシュートという場面も作り出した。(これは飯倉がセーブ)99年生まれなので次のU20W杯にも出場資格がある。
 後半も一進一退の展開だったが、マリノスのチャンスは権田が防いで2点目を奪えず。このGKは日本に復帰してから初めて観たが、以前より安定感が増したようにも。もう28歳なのにも驚いたが、今年27歳の齋藤学然り、ロンドン五輪世代ももう20代後半と言うことなんだよな。代表でも大迫、原口、山口、酒井(宏)などようやく主力と呼べる選手達が出てきたがもっと出てきて欲しい。
 
 試合はそのまま1-0で終了。やはり鳥栖戦はこういう試合、スコアになる。